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秘密9 ページ12

降谷に呼ばれ、午後7時に指定された警察庁の一室へ向かうA。


コンコン


2度ノックすると「入れ」という声が聞こえてきたので、「失礼します」と一言断ってAは部屋に入った。

降谷と向かい合うようにソファに腰掛けると、急かすようにAが口を開く。




「何のご用事ですか?私、何かしましたっけ?」
「いや、そう言う訳ではない。」




そう言われ、ほっと胸を撫で下ろすA。
そんなAをいつにも増して真剣な眼差しで見つめた降谷。
そんな彼に気付いて、一気に緊張が走った。
張り詰めた空気の中、降谷が口を開く。




「Aには、1つ任務を受けてもらう。それが成功すれば、褒美をやる」


「はい…?」




一度聞いただけでは理解が追いつかなかったAが間抜けな声を出す。
そんなAを怪訝そうに見つめる降谷。




「その任務って一体…?」




気を取り戻して、そう問いかけるA。




「いいか?よく聞けよ___」
「それ…って…」





つい言葉を失ってしまう程の任務を任せられたA。
不安なことも多いが、今は仕事で忙しくしていた方が彼を思い出すことも少なくなるだろう、と受け入れた。





「きっと、君なら成功すると思っている。頑張れよ、A」
「はいっ」




そして、久しぶりに笑顔を浮かべながら、Aは部屋を出た。

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yuan_hina(プロフ) - solaさん» ありがとうございます!私本当は笑える系好きなんですよ()これからも頑張ります! (2022年6月5日 22時) (レス) id: 97066f6968 (このIDを非表示/違反報告)
sola(プロフ) - 27の"と思っていた()"でめっちゃ笑いましたwこれからも更新頑張ってください! (2022年6月5日 22時) (レス) @page31 id: f1728775b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuan | 作成日時:2022年5月21日 22時

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