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入部してまず彼女を待ち受けたのは、周りからの珍しいものを見るような視線だった。
フランスで開催されたレースで日本人として初めて山岳賞争いのトップ集団に張り付いたとして、自転車の世界に名を馳せたのは、以外にも中学生の時だった。
見るからに華奢な体。
細い脚。
誰が彼女が山岳賞争いに参加すると予想しただろう。
現地メディアも日本も大熱狂、というのはこっちの世界の人の話だか、彼女の名が知れ渡ったのはあながち間違ってはいない。
ただ彼女は姿を消したのだ。
そのニュースが知れ渡ってすぐ。
公式のレースに顔を出さなくなった。
理由は特に何も。
自転車を楽しく乗りたい。
楽しいまま、それがいいな、って。
だって、レース、楽しくないんだもん。
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かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月16日 12時) (レス) id: ba1b78c8bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Minami | 作成日時:2019年8月16日 11時