友達との壁 ページ45
〜寧々side〜
A「……？
ごめんね、とりあえずここ使ってもいいかな？
えっと…」
生きてる時代のAってことは私や光くんの名前も知らない。話についてこれないといった感じのAに
とりあえず明るく自己紹介をする
「あ！私、寧々です！
寧々って呼んでくれると嬉しいな」
光「オレは光だ！もう二度と！忘れんなよ！！」
A「ありがとう、うん、
忘れないようにしっかり覚えておくね。
それでこの教室なんだけど……
ちょっと所用で、貸切たくて…用事がないなら」
貼り付けたような笑顔を浮かべ、その後困惑したような顔で私達に話を続けようとした
それを遮ったのは教室の戸が開く音だった
ガララッー
普「Aゴメン…いつもの通りで…遅くな…！？
……えっと…誰？？」
A「あー…遅かったね…けど…早かった…かな？」
「花子くん…」
光「花子…？」
戸を開けたのは花子くんだった…勿論生きてる時代の。
私達が良く見知った花子くんとはぜんぜん違い、
あのふざけた雰囲気はカケラも無く、
何故かボロボロに怪我をしていて、纏ってる雰囲気は
暗く、何かを諦めたようなそんな顔した男の子
普/A「「え、花子？？」」
2人が揃って？を頭の上に浮かべているのが分かって
慌てて誤魔化した
「ごめん！こっちの話！…って光くん！？」
私の横をズンズンと突き進み、
光くんは花子くんの腕を掴んだ。
光「オイ！お前…どうしたんだよこの怪我！！？」
普「…！！！！！(ビクッ！！)」
A「普から離れて！！！！！！！！」
光くんの剣幕に驚く花子くん。
そしてその光くんの比でない剣幕でAは光くんに怒鳴った
全員の視線がAへと集まる。
それに気付くとAは首元に付けていたネックレスを
取り出し、強く握りしめ、落ち着きを取り戻そうとした
「あっ、ネックレス…！」
花子くんから聞いた話によれば確か…
ーーーーーーーー
花「Aの記憶は俺があげたネックレス…
覚えてる？満月の…」
「土籠先生のところで見たプレゼントのネックレスのこと？」
花「そう。記憶はそのネックレスに形を変えて、
つかさが持っていった…
アレも取り戻さないと…」
終わり
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いにいにさん(プロフ) - このシリーズが面白いです。でも切なくて…。とても感情移入する素敵な作品でハマりました！ (2021年9月12日 20時) (
レス) id: 0e9e5321ea (このIDを非表示/違反報告)
ゆかの(プロフ) - 竹輪*胡瓜@琳灯-linto-さん» コメントありがとうございます！先日花子くん15巻発売しましたねー！これからちょこちょこ続きを書こうかと思っていたので夢主救い出します！！任せてください (2021年4月29日 10時) (レス) id: e15f151ff6 (このIDを非表示/違反報告)
竹輪*胡瓜@琳灯-linto-(プロフ) - ハッピーエンド書いて欲しいです！バッドエンドも好きなんですけど、二個目を読んだら胸が痛くなって……どうか癒しを！ (2021年4月23日 22時) (レス) id: 9201fca298 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかの(プロフ) - 蓮花さん» 蓮花様ありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！今回のは幸せ目のバッドエンドでしたが次は少し病んで来ます笑 飽きずに是非楽しんで頂けると有難いです！ (2020年5月30日 23時) (レス) id: e15f151ff6 (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - バッドエンドのストーリー私的にすごく好きです！あと、番外編も良すぎませんか？ゆかのさんのお話好みです！ (2020年5月30日 17時) (レス) id: 46ea6e1658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかの | 作成日時：2020年5月21日 9時
