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3年目〜文学の域に達してしまった〜 ページ8

---3年目---




「………よっ、沙織さん。久しぶりじゃないか」
「………あら、鶴丸さんじゃないですか!お久しぶりです〜」

会社に行く途中、沙織さんとばったり会った。(皆、現パロということを忘れてないかい?←)

「いやぁ、1年前は世話になったぜ。あの時、もしも沙織さんが光忠と伽羅坊に俺の家に異変があったことを伝えていなかったら、今この場所に俺はいなかっただろうな」
「いえいえ、当然のことをしたまでですよ。友人がピンチかもしれない時に何もしない人はいません」
そんな風に謙遜する沙織さん。
美しいだけではなく優しい沙織さんは、本当にあの子のようだった。
『類は友を呼ぶ』なんて言葉があるくらいだ。やはり、似た者は集まるのだろう。

「今は、どこに住んでいるんですか?」
「この前までの家の近くのアパートだ。結構広くて家賃も安いからな、良い所だ」
「そうなんですか〜。今度暇な時、行きますね!」
「あぁ、了解した」
そのまま、他愛もない話をし続けた。









「そういえば沙織さん。実は俺、Aちゃんに『ぽえむ』というものを書いていてだなぁ。これが中々傑作なんだ。もはや文学の域に達していると思うぜ」
ふと、沙織さんに言っていなかったと思い、何となく言ってみる。

「ただ、返事が一度もないのさ。なぁ、何か知らないか………?」

すると









「………え?」



沙織さんは、『信じられない』とでも言いたげな顔でこちらを見た。







「あぁ〜………やっぱりそうだよなぁ。女友達にそんなの送っているなんて言ったら普通はそんな反応さ。悪い悪い」
「………あ、いえ、そういうことじゃないんです。ただ………」

そこまで言いかけて、沙織さんは口を噤んだ。


「………沙織さん?」
「いえ、何でもないです!………でも、そういうの良いと思いますよ。何かに投稿したりしてみても………」
「あ、実はもうしていてだな。mixiというものなんだが………









 マイミクというものが1日でカンストしてしまった」
「嘘でしょう?」
「いいや、本当さ。なんなら、今度俺の家に来た時に見せてやろう」
「はい、そうさせていただきます」
「あぁ………おっと、そろそろ急がないと間に合わないな。ではここら辺で。またな、沙織さん!!」
「はい、またです!!」






そう言って、俺たちは別れた。

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燭「赤いリップだよ。格好良く決めたいよね!」


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笑羽 - 梅歌さん» コメントありがとうございます!!ログインできました(*^_^*)更新頑張りますよ〜 (2020年5月8日 15時) (レス) id: 0e96abb413 (このIDを非表示/違反報告)
梅歌(プロフ) - こんにちはっ!これはあの曲ですな(名前出さないけど)!ログインできました?更新頑張ってください( ˙-˙ )! (2020年5月8日 13時) (レス) id: 5c54cadbe6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:笑羽 | 作成日時:2020年2月16日 18時

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