15年分の愛を君に [刀剣乱舞]〜鶴丸国永〜

2年目〜残ったものは〜 ページ5

---2年目---









「………よし、今日も出来たぞ！」
今日も、あの子に向けたポエムを俺は書いた。
何だかんだ送り始めて2年目になるが、返事はまだない。



(返事がないのは寂しいが………あの子もきっと忙しいんだろう)






______ピロリン♪







「………ん？あぁ、光忠か」
この世界では、『すまほ』というもので離れた者と通信することができる。
最初は慣れなかったが、今ではすっかり使いこなせるようになった。



光忠伽羅ちゃん、ついに志望校決まったよ!応援しなきゃね



「おぉ、ついに伽羅坊もそんな時期か！こりゃぁめでたい！」

刀だった頃には考えられなかったことが、この世界では起こり続ける。

伽羅坊も、刀だった頃とは違い、成長しているのだ。


(………まぁ、伽羅坊は覚えていないからなぁ。言っても特に意味はないだろう)
そう思いながらも、俺は返事を返した。





鶴丸そうか!なんなら、俺が勉強見てやろうか?



「………うん、いいことだ」

どこか寂しさを感じながら、俺はその一連の流れを見た。









「………ここをこうして………よし、出来たぞ！」

さぁ、出しに行こうかと思ったが、部屋に異変を感じた。



(なんだこれは………暑い？)

おかしい______そう思い、周りを見てみると………………




家が燃えていた

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燭「赤いリップだよ。格好良く決めたいよね！」

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