〜Another sky〜2 ページ36
『______主へ
………いや、Aちゃんへ。と言った方がいいか?
ともかく、俺はきみに伝えたいことがある。
俺は、きみのことが大好きだぜ!!いや、愛している!!
きっと、俺がたくさんの言葉を知っているようなやつだったらこの想いも、
もっと素敵に言えただろう。
だが、
何千、何百年と抱いただろうこの想いは紛れもない真実だ。
何度でも言う。
愛してるぜ!!
_____________________________鶴丸国永』
それを見た瞬間、私の中に映像が流れ込んできた。
.
『主!!どうだ、驚いたか?』
『くっ……俺の負けだ。就任五周年を祝うための大仕掛けが思いつかねえ……!』
『きみも一緒に見ないか?』
.
「………嘘、でしょう?」
私に流れてきたのは、『審神者』だった時の記憶。
信じられなかった。
だけど、
.
不思議と辻褄は合った。
(………鶴丸さんに会った時、初めて会った気がしなかったのも)
(あの笑顔が懐かしかったのも)
.
______見ているだけで、ドキドキしたのも全部。
.
そんな中、ある記憶が流れ込んだ。
.
………………………………………………………
…………………………………………
…………………
『主!!きみの好きな花は何だい?』
『花?私は、「勿忘草」よ』
『そうなのか!!………ちなみに、何でだ?』
『見た目が可愛い………のもあるけど、花言葉が好きなのよね。
「私を忘れないで」って、素敵じゃない?「鶴丸」』
『そうかもなあ………じゃあ、
いつかきみに、その花束を渡してやろう!!
もちろん、驚く程の大きさの花束をな!!』
……………………………………………………
……………………………………
……………………………
呆然としている私を尻目に、記憶はどんどん流れ込む。
「………私もだよ、『鶴丸』」
何年も、何十年も、想いを隠し続け、
気づいたのは死んじゃってからで、
(………嗚呼、)
何て無様。
きっと、私以外誰も気づかない。
愛を綴った
〜Fin.
ラッキーアイテム
燭「赤いリップだよ。格好良く決めたいよね!」
10人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
笑羽 - 梅歌さん» コメントありがとうございます!!ログインできました(*^_^*)更新頑張りますよ〜 (2020年5月8日 15時) (レス) id: 0e96abb413 (このIDを非表示/違反報告)
梅歌(プロフ) - こんにちはっ!これはあの曲ですな(名前出さないけど)!ログインできました?更新頑張ってください( ˙-˙ )! (2020年5月8日 13時) (レス) id: 5c54cadbe6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:笑羽 | 作成日時:2020年2月16日 18時