9年目〜神様どうして〜2 ページ19
「………すまん。きみは誰だ?」
______時間が止まったように感じた。
あまりにも残酷なその言葉。
「………ねぇ、それもいつもの『驚き』でしょ?もう、鶴さんってば、あまり人を傷つけるような驚きはしないって言っていたじゃない!………だよね?」
その言葉を真実としたくなくて、無理矢理明るい声を出そうとする。
もう、鶴さんってばひどいなぁ!
______だけど、鶴さんの表情は変わらなくて、
『驚いたか?』なんて言うこともなくて………
「………鶴丸さんは、事故の時にひどく頭を打ったようで………」
『
______声が出なかった。
(………どうして?)
「どうして、鶴さんばかりが苦しい思いをするんだ!?どうして、どうして………」
「ごめんなさい、ごめんなさい………!!」
やり場のない憤りを、僕たちは感じた。
__________________________________
「すみません、沙織さん。情けないところを見せてしまって………」
「いえ、こちらも情けないところを見せてしまいましたから………お互い様です」
2人の不思議なやりとりを、鶴さんはじっと見ていた。
(姿も声も、何も変わらない)
なのに、記憶は残っていなくて
(………『あのこと』、言おうと思ったんだけどなぁ)
もう全て無駄なのかなと思った時、
「すまん、そこの………えーっと、光忠?さん」
ふと、鶴さんに名前を呼ばれた。
「………何だい?鶴さん」
正直、上手く笑えていたか分からない。
すると、鶴さんは
「紙とペンを持っていないか?」
何故か紙とペンを求めた。
生憎僕は持っていなかったから、代わりに沙織さんから貸してもらった紙とペンを渡した。
すると、鶴さんは何かを一心不乱に書き出す。
「ど、どうしたの?鶴さん」
思わず気になり、鶴さんに聞いてみる。
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燭「赤いリップだよ。格好良く決めたいよね!」
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笑羽 - 梅歌さん» コメントありがとうございます!!ログインできました(*^_^*)更新頑張りますよ〜 (2020年5月8日 15時) (レス) id: 0e96abb413 (このIDを非表示/違反報告)
梅歌(プロフ) - こんにちはっ!これはあの曲ですな(名前出さないけど)!ログインできました?更新頑張ってください( ˙-˙ )! (2020年5月8日 13時) (レス) id: 5c54cadbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笑羽 | 作成日時:2020年2月16日 18時