20話目 ページ21
「名前さん朝ですよ、起きて下さい」
そんな声が聞こえて目を開けると目の前にいる透君。いつ眠ったのか記憶がない。
「…透君おはよう。昨日はどうだったかな。何も記憶が残っていなくて。」
やはり自分は酒が弱いのか……
「おはようございます。昨日は、少し飲んだだけなのにすごく酔っていましたからね。水いりますか?」
透君に水を頼み、昨日のことを一生懸命思い出そうとしてみる。スコッチを飲んでみたことしか覚えていないな……
「名前さんは酒癖が悪いです。
………僕、たくさんキスされましたよ。」
………やってしまっていたか。
透君にはとことん迷惑しか掛けていないな。
「本当に申し訳ない。透君、嫌だったろ?」
今自分の顔は情けない事になっているだろう。
透君に嫌われるのはキツいものがある。
「嫌だなんてそんな…!驚きましたけど、最後は僕の方からもしてしまったので……」
驚きだ。透君は頰を赤く染めながらそう言った。
きっと今度は俺の顔も赤くなっている事だろう。
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レイ - 主人公が凄く好みです。更新楽しみにしてます! (2018年5月6日 3時) (レス) id: 10384c4232 (このIDを非表示/違反報告)
*さな*(プロフ) - 安室透って名前は偽名ですよ (2018年1月24日 19時) (レス) id: d3736fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2017年11月17日 18時