19話目 ページ20
安室side
我慢も限界に達したので多少お返しをさせてもらう。どうせ酔っているのだからと自分に言い訳をして。
倒れ込むようにして俺の腰に抱き着いている名前さんは今にも眠ってしまいそうだが、このまま放置されたらこの熱をどこに吐き出せばいいのかわからない為、付き合ってもらおう。
まずは名前さんをしっかり座らせて、頰を少し叩く……優しくだが。
そうすれば、少し経ってから開く綺麗な瞳。
あぁ、俺はこの瞳に恋をしているようだ。
そんな事を考えている間にも名前さんは寝ようとするので、強引に口を塞ぐ。自分の唇で。
すると、驚いたのか大きく開かれる目。
会って1日も経っていないのにもう大好きな瞳に浮かぶ桜が見える。
その桜を見た途端に、欲が抑えられなくなる。
酔っているのか。はたまた彼の瞳の不思議な力なのか。
原因はわからないが、彼が口を開いた瞬間に己の舌を彼のものと絡める。
「……ッハァ………透くん…」
ダメだ止まれない。
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レイ - 主人公が凄く好みです。更新楽しみにしてます! (2018年5月6日 3時) (レス) id: 10384c4232 (このIDを非表示/違反報告)
*さな*(プロフ) - 安室透って名前は偽名ですよ (2018年1月24日 19時) (レス) id: d3736fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2017年11月17日 18時