じゃがいも王子ふっかさん (ページ37)

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お風呂からあがると、どこにもいないAちゃん。あれー？トイレかな？と思いソファーに座ろうとすると、

「……えっ！？寝てる」

スースーと寝息をたてて、ぐっすり眠る彼女
来て初日にこんな無防備なことする！？
耐えろ、俺。頑張れ、俺。

ちょっとだけなら、いいかな？

そう思い、頭に敷いているクッションを取り、そこに太ももを滑り込ませて膝枕状態に

可愛い。子供みたいだなぁ～って頭を撫でると、ゆっくりと目を覚ますAちゃん。
おはよう、と言うとまたゆっくりと目を閉じて、狸寝入りをし出す。なんで？笑

「Aさーん。起きてくださいよぉ」

ほっぺをツンツンしながらそう言うと、恥ずかしいのか、寝返り(？)をうって俺の腰辺りに顔を埋める

この体制やばくなぁい？えっちくなぁい？
ふっかさん、本当にちょっとやばい

「Aさん。ふっかさん、ちょっともうやばいです」

「膝枕止めてくれたら起きる」

俺の言ってる意味が分かっていないのか、止めようとしないAちゃん

「この体制のほうが恥ずかしくない？」

「本当ふっかさん嫌い！」

そう大きな声をあげるとガバッと勢いよく飛び起きる。
そんな彼女の顔を見てみると、今まで見たこともないぐらい、顔を真っ赤にしていた。

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