じゃがいも王子ふっかさん (ページ14)

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お酒を飲んでいないのに、酔っ払ったかのようにうざ絡みしてくるふっかさんは放っておき、宮舘さんと少しお話をして仕事場に戻っていった

ふっかの事とか相談してねってしっかり連絡先も交換してくれました。マジ優男。神だ。

「ふっかさん、今度宮舘さんとも一緒にご飯行けるといいね」

「おっ、いいね～！舘さん本当に優しいからさ。甘えちゃうんだよね」

真面目な顔で宮舘さんの事を話す姿を見ると、本当に信頼してるんだなと思う

「安心したよ。ふっかさんにもそんな友達がいて。よかったよかった！」

「さっきから扱いひどいよ！

Aちゃんは仲の良い友達いるの？あ、男だったら許さないからね」

「いーまーすー！よく飲みに行くのは幼なじみの夫婦かな。」

「男いるけどそれはセーフ！ふっかさん許しちゃう」

いや、それでアウトって言われてたらふっかさんの心狭すぎでしょ。顔はデカいのに…

「えっ！？てかさ、幼なじみで結婚したのすごくない！？エモっ！！」

「中学生の時ぐらいから付き合いだして、そのままゴールイン。羨ましいよねぇ」

「でもその男にAのこと取られなくてよかったわ～。もしそうなってたら俺ら出会えてなかったもんね！

そして俺らもいつか結婚できるといいね」

いつも言われ慣れている言葉なのに、ふっかさんの優しい表情にドキッとして、顔が赤くなったのは気のせい…

そう思いたくて、ビールを飲み干した。