おネエさんの嫉妬 ページ6
、
最近Aがよそよそしい…
なにかあるのかしら
ソファに座ってスマホをいじるAを観察してみる
A「…あ、きた」
メッセージが来たのか少し目を輝かせる
私がいるのに携帯の方がいいのかしら
なんだかいたたまれなくなってリビングを出た
「私に飽きちゃったのかしら…」
リビングで電話してるのか
楽しそうな話し声が聞こえてくる。
A「…んー、そうなの、こないだのケーキ美味しかったよ」
最近私、余裕ないのかも…
他の人と電話してるだけじゃない…
A「え？おっぱ？また一緒に行くって？？？」
え、女の子じゃなかったの…？
おっぱって…私も言われたことない
確かに中国ではおっぱとかそういうの無いけど
…なんか複雑
A「ん〜また行こうね？拗ねないでよ…あ」
いてもたってもいられなくなって
リビングに行きAから携帯をとりあげる
A「ミーミ？どうしたの？？電話うるさかった？」
きょとんと見上げてくるAに
いきなりキスをする
A「ん…っ…み…」
真っ赤になりながら私のシャツを少し苦しそうに掴む
そっと唇を離すと銀の糸が繋がっていた
ＺＭ「…俺がいるのに他の男と電話かよ」
男の嫉妬なんて醜いって言うけど、
どうしようもなくなって気づけば体が動いてた
…恥ずかしい
Aは私の男言葉にびっくりしたみたいだけど
すぐにこっと微笑んだ
A「ごめんね、チョウミ」
小さくてあったかい手が頬を包み込み
Aの顔が近づいた
A「ふふ…ちゅーしちゃった」
照れ笑いしたAがかわいくて
抱き上げてベッドに2人で沈みこんだのは…
内緒よ…？
あと、電話も切り忘れちゃった…
(やーA！聞いてんのか！！！
俺様の電話無視するとは！！！やー！！！
まぁ、かわいい妹が幸せならいいか…)
続く
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作者名：yexing | 作成日時：2017年8月8日 17時
