五つ やさしくキスして ページ6
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え？……なんで
分かった…しばらく一人にして…ごめん
電話を切ってベッドに倒れ込む。
彼は色々あって今は軍にいる。
あと3日で戻ってくる予定だ。
除隊日は私と一緒に過ごすと言っていたけど、
他の友人と過ごすことになったそうだ。
オッパたちなら分かるけど…違うらしい。
結局、私は彼にとって二の次の存在なのだ。
『…やっぱり一緒似いない方がいいのかな 』
零れだした弱音はすぐに部屋に溶けていった
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………………
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……
そして彼の除隊日…
私はいつもと同じように仕事にいった
…でもいつもと違ったのは
玄関を開けたらいるはずのない彼がいた
『ぇ…なんで…… 』
ポツリと出た言葉を聞いて
彼はバツが悪そうに少し困り笑いをする
｢……サプライズ…前にお前が言ってただろ？｣
あんな他愛ない会話…覚えてくれてたんだ……
なんか一気に胸が熱くなった。
｢いつも迷惑かけてごめん。
これからも掛けてくと思うけど俺はお前と一緒にいたい。
こんな…自分勝手な奴は嫌か……？｣
そっとポケットから小さな箱を取り出し、
私の前で静かに開いた。
あまり豪華では無いけど彼らしいシンプルなデザインの指輪だった。
『……嫌いなわけないでしょ
こんな…可愛げのない私で良かったら 』
彼は一瞬目を開いて驚いたが
すぐにあのほんわかした笑顔をみせた。
｢可愛いに決まってるだろ？｣
−ずっと俺のことを信じて待ってくれてたんだから
彼はそっと私の唇にキスを落とした
(お酒飲む量減らしてよね)
(うっ…考える)
(じゃあ結婚しない)
(な！減らす！絶対減らすから！！！)
Fin.
KANGIN
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作者名：yexing.(yexing２.) | 作成日時：2016年8月19日 23時
