新サバイバーに納棺師が求婚された件 (ページ7)

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求婚7 ページ7

他に彼女の情報がないか、探していると後ろから突然声をかけられた

「やぁ、イソップ君何を探しているんだい？」

「ﾋｯ…あ、イライさんですか…」
突然の声に驚き思わずﾋｯと声をあげてしまう

「ふふ、少し驚かしてしまったかな？それはすまない」
彼は僕を驚かしたかったのか…

「あ、いえ全然大丈夫です…」

すると彼は、話を変えて
「さっきの話に戻るけど、何を探しているんだい？」

探している物につい気になっているみたいだが
彼はもう僕が探している物を“気づいて“いるのだろう

「お得意の天眼ですか…」

どうせお得意の天眼なのだろう

すると彼は
「嗚呼、そうだよ。イソップ君は嫌そうにしながらも彼女の事が好きなんだね」

「ｯ、そんなわけ！」
彼の発言に目を丸くし、頬が熱くなるのを感じた

「おや、図星かい？」
彼はきっと僕をからかっているんだ！！

そんな事、思いつつ

僕は頬の熱を冷まそうと必死になっている

すると、彼がこんな事を言った

「君と彼女の間には大きな溝がある
その溝がどのくらいで埋まるのか楽しみにしているよ」

埋まるということは

「イライさんそれって」

「イソップ君、急用を思い出したからそろそろ退散させて貰うね。」

彼はそういい、その場から去っていった

僕はさっき、言えなかった言葉が自分の頭の中でよぎる

イライさんが言った事って

僕と彼女のあの関係はもう終わらすべきって事ですか？