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求婚12 ページ12

後ろから来る声に気付き私は思わず振り向く

後ろには彼がいた

『な、なんで?』

なんでなの?彼は食堂にいるはずじゃ…

「Aさん…??」
彼は私の返答に混乱していた

『イ、イソップさんは食堂にいたんじゃないんですか?』

「僕は食堂に居ましたが、朝食を食べ終わったので
自分の部屋に戻っただけです
Aさんはここで何をしているんですか?」

『そ、それは』

なんて答えれば誤魔化せる?

正直に”本を取り返しに来ました”と言うか?
そうしたら、何故自分の本が無いのかを知っているのかと聞かれそうだ

非常にまずい

どすれば?どうすれば?誤魔化せる?

そう悩んでいる内に彼は口を開きこう言った

『Aさん、皆に隠している事ありますよね?』


彼の言ったことは私が思っていた事を遥かに越えて予想外だった。

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作者名:春巻き美味しい | 作成日時:2020年12月17日 22時

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