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いつもの、見慣れた景色。
ロボロの家に遊びに行く時は必ず通るこの道。
されるがままになっているこの状況を、どうかしたい、とも思わなかった。
なんせいつもは軽い気持ちなのだが、今回の足取りは重い。
足を動かすだけでも精一杯なのだ。
歩いている最中ロボロは一言も喋ることはなく、ただ俺の腕を引き続けるだけだった。
この背中が頼もしい、なんて感じた時もあったなぁ。
今思っていることを、まるで過去かように振り返ってしまう。
あかんわ、未練たらたらや。メンヘラか。
想いに身を馳せていると、どうやら彼の家の前についたようだ。
器用にも、鞄から鍵を取り出そうとしている間もロボロは俺を掴む腕を離さなかった。
しかし片手で鞄を探る、という感じになってしまうので、ロボロの手は辿々しい様子だった。
「あの、ロボロ、離しても逃げへんから…」
「黙っとって」
高圧的な言い方で黙らされ、思わず泣きそうになる。
あれ、これ怒ってる？
まぁそらそうやろ、嫌われたんや。
あんな自分勝手なことして、ロボロも怒ってるんや。
ガチャ
ドアが開いたかと思うといきなり2人で玄関に倒れ込む。
背中にドン、と鈍い衝撃が走った。
いや、ロボロに押し倒さ、れ……？
うそ、どういうこと？なに、何が起きてる？？
近くにロボロの顔があることに、捨てていたはずの恋心が再び顔を出してしまいそうになる。
まさかそういう雰囲気なのか、と驚きながらもロボロの顔を見てみると、
苦虫を噛み潰したかのような顔。
「…なぁ、どういうことなん？」
「ぁ……無視したことはほんまに申し訳ないと思っとる！…けど、」
「ちゃうやろ」
玄関前での口調と同じような強さで威圧される。
なにが、違うんや？
他にもなんか、やってもうたかな。
話の本腰に入ろうとしているからか、体制を整えて正座で座りなおすロボロ。
「なんで自分が言ったことに責任持たへんの？」
なにを、いったんやっけ
「好き、っていうだけ言ってそのあとは無かったことにすんの？俺はどうなるん？」
頭の中が冷えていく。
俺、最低やな。
確かに、ロボロの言うとおり。
でも…
「…俺やって、お前のために離れようと…」
「別にお前に好きって言われても嫌いにならんから」
「…ぇ？」
「……遅なってごめん、俺もようやく気づけたんや
好きや、シャオロン」
ーーーーーーーーーー
アオハルすぎる？
つづきます
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ゆうき(プロフ) - す〜しぃさん» ありがとうございます🙌光栄です！ (4月12日 22時) (
レス) id: eb2b1b928a (このIDを非表示/違反報告)
す〜しぃ - ゆうきさん» 読ませて頂きました!もう、ほんとに良かったです…!!!何度も読ませてもらいますね！笑リクエストにとても早く応えてくれてありがとうございました!!! (4月12日 22時) (レス) @page20 id: 7cd164adf3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - す〜しぃさん» 了解致しました！今暫くお待ちいただけると幸いです〜 (4月11日 23時) (レス) id: eb2b1b928a (このIDを非表示/違反報告)
す〜しぃ - ありがとうございます!!はい！ぜひぜひシチュエーションもおまかせでお願い致します！！ (4月11日 23時) (レス) id: 7cd164adf3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - す〜しぃさん» コメントありがとうございます〜🙏knshaの学パロ、了解致しました！その他のシチュエーション等はこちらで決めさせていただいてもよろしいでしょうか？ (4月11日 23時) (レス) id: eb2b1b928a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうき | 作成日時：2024年3月5日 23時
