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戻りたいと願った ページ4
「なぁ、及川」
「どうしたの？国見くん」
「俺らと飯食わない？」
あいつらも一緒に
国見くんが指した先には、影山くんと金田一君もいた
「お前、及川さんの妹だったんだな」
「うん。そうだよ。ルールもお兄ちゃんから教えて貰ったんだ」
「そうなんだ。バレー好き？」
「見てて楽しいよ！いろいろ教えてもらうんだけどお兄ちゃんみたいに出来ないんだよね」
「あの威力出すのは無理だと思う」
机をくっつけて話す
同じ部活ということで、すぐ意気投合した
「及川さんって、お兄さんの方とかぶるよね」
「確かに」
「じゃあさ、名前で読んでいい？俺、名前で呼ぶから。これから三年間、同じ部活なんだし」
「あ、俺もいいか？あと、名前呼んで欲しい」
「俺も」
「英、飛雄、勇太郎……で、いいのかな？」
「「「よろしく、A」」」
今思えば、この時が一番幸せだった
何も考えなくて、一番楽しかった
いったい、どこで歯車が狂ったんだろうね
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作者名：月島蓮 | 作成日時：2017年12月25日 23時
