背中を押されて進む少女 ページ27
「なんで……ここに?」
「謝りたいから。直接言いたくて会いに来たんだ!
電話より信じてもらえると思って……!」
無気力な彼は顔を歪めて、涙を溢れさせていた
「思ってもないとこ言ってごめん!
外野なんて思ってねえよ!思うかよ!!仲間だって思ってたよ!!」
真面目な彼はないていた
「傷つけてごめん。八つ当たりしてごめん
お前がマネージャーで良かった
見捨てないでくれてありがとう」
王様は、王座の座から降りて、泣きながら笑ってた
「うぅん、私こそ、ごめん。逃げてばっかでごめんね……!
怖かったの、また、拒絶されたらって、怖くて!
私こそ、見捨てないでくれてありがとう
また、バレーしてくれてて、ありがとう」
彼女も、泣いていた
大粒の涙を零して泣いていた
「前みたいに笑いたくて、ヒーローになって、強くなれば戻れるって……思ってて……」
「お前がいないとダメだ。4人で笑い合いたい……!」
「北一みたいに、遊んだりしたい……ッ」
「俺、お前らとバレーしてぇよォ……!!」
雄英の門の外に出た
泣きながら抱き合う私たちを、柔らかい日差しが包んでいた
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作者名:月島蓮 | 作成日時:2017年12月25日 23時