幼女はヒーロになる《幼女戦記×ヒロアカ》 (ページ24)

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クラスメイトページ24

障子「なあ、神代の個性ってなんなんだ？」

「……見た通りだと思う……が？」

芦戸「でもあんな事できるなんてすごい！」

蛙吹「……それにヴィランのときも……さっきも、一体何者なのかしら……」

ずっと聞きたかったのだろうか
体育祭が終わったというのにクラスメイトが帰らず教室にいた

「いい機会だ。私の話をしようか
信じるのも信じないのも好きにして欲しい」

教壇に立ち語る
まるで演説してる気分だな

「私の前世は軍人だった。魔法中隊第203の指揮官として戦争に前線で働いていた
初めは少尉、そこから中佐まで上り詰めた

まぁ、いつも見てるようなものを的に打ち込むだけだがな。

戦争を知らない君たちに何を言ってもわからないと思うが……
戦争とは弱い者が死に強きが生き残る
生きるため、そして我が帝国のため私は戦ったよ

最後は病死だ。そして私はここに、前世の記憶を持ち生まれた」

みんな驚いてる
そりゃそうか。こんなこと信じれるはずがない

「ヒーローもヴィラン……まるで戦のようなものだと思ってる
強きが生き、弱きが死ぬ。この世界でも同じことだ」

「……戦争はどうなったの？」

「負けたさ。そして私は亡命した
祖国のために働き、祖国を捨てたのだ」

そう言って笑って見せた

「そんなことがあったのね……」

「ねぇ、私たち強くなりたいの。どうしたらいい？」

「軍隊の指揮官ってことは育成したんだよね！？私達にもしてよ！」

「……いや、君たちには無理だと思う」

「ぁ？根拠は？」

「高度8000メートルまで飛んだり、軽装備で一週間以内にアラスカを登らせたり、36時間、火薬のとった銃弾と実弾が降り注ぐのに耐えたり、拷、問に耐えられるようにしたり……などなど。

あれは軍人だからできるもの
まだ君たちには難しいと思うが」

((((それで生き残った人たちもすごい……))))
((((何よりこの子ほんとやばいな……!!))))

と思った一同

ちなみにヒーローを育成してほしいと言われて言った時の相澤先生と校長の反応だ

「それは無理だな。聞いといてすまん」

「随分なことしてたんだね！」

「そこまでしてふるいにかけねば強い軍人は生まれないもので」

と彼女は笑うのだった