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中間 side









俺と望様は今回初めてこのパーティーに招待された。でも前にも来たことがあった、まだ俺がお嬢様に仕わしてもらっていた時に一度だけ。


毎回ご招待されている本郷家はきっと今回もいるはず。



なんて望様のお側に付きながら自然とお嬢様を探していた。でもそんな中緊急会議がある。と執事だけが別室に呼びだされた。そこにはあの日お嬢様の側に居た執事らしき姿も見える。



いつもの俺なら隅から隅まで話を聞くはずだったがそんな会議もいつの間にか終わっていたようで、俺は望様の所へ戻った。




すると微かに女性の叫び声が聞こえた




『 きゃあ っ .. ! 』




中間『 ? .. お嬢様 !』



声のする方へ行くと車椅子の前でしゃがみこみ立ち上がろうしているお嬢様が居た。何人か既に向かっていたが俺はいても立っても居らんくて側に駆け寄った。




お嬢様は どうして..っ て驚いた顔やったけど俺はすぐその場から去った。って、会場出てどうすんねん..




ああ、もう少しお嬢様に優しく出来んかったんか。何か声掛けてあげれへんかったんか。




いやもうお嬢様の執事やない俺には関係無いか..
冷静になり戻ろうとすると淳太さん!と声のする方へ振り向くとお嬢様がいた。




車椅子を力いっぱい押し、止まったと思えばお嬢様は立ち上がろうとした。なにしてんねん..





そうやってまた俺はお嬢様を助けに行くんや。




こう抱き締めて思う。ああ、離したくないなって。それと同時に思うんや。




あの時もお嬢様が無理してお花を取ろうとしたからこんなことになった。





これ以上遠くに行かんといて ..



気づけば俺はお嬢様を支えるではなく抱き締めていた。



中間『 お願いですから これ以上無理をなさるのはお辞め下さい 』




ずっと抱き締めていたいなんて思いを抑えながら車椅子に戻しお嬢様の手を掴んだ。




あんな小さかったお嬢様がこんな綺麗な方になられたんやな ..




お嬢様に見とれていると遠くからお嬢様!と呼ぶ声がした。きっとあの執事や、そう思って手を離し、お嬢様の匂いが残ったまま俺は望様の所へ戻った。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 中間淳太 , 桐山照史   
作品ジャンル:恋愛
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グレープフルーツ(プロフ) - いきなりすみません!担当ってゆうのもありますが、こうゆう夢のような小説好きです!更新応援してます! (2017年12月23日 18時) (レス) id: 3f28799e95 (このIDを非表示/違反報告)
クリームパン(プロフ) - 初コメ失礼しますっ!このお話とても続きがきになります!更新頑張ってください!! (2017年12月22日 22時) (レス) id: 69d39ba2c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろ。 | 作成日時:2017年12月21日 15時

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