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貴方 side
淳太さんと一緒に居れるのは今日が最後。望さんと流星さんを見送り二人きりになると
中間『 お嬢様にこうして仕わして頂くのも今日が最後ですね 』
なんて寂しいことを言うから
あかり『 私、離れたくないです 』
中間『 有り難きお言葉 、』
きっと淳太さんの気持ちは変わらない。明日には居なくなる。なら一層の事全て思いを伝えよう
あかり『 淳太さんと過ごした一週間とても楽しかったです。やっぱり .. 』
ダメだ言葉が詰まって代わりに涙が出る
あかり『 私、淳太さんのことが .. 』
すると突然浮かんだ照史さん
そうだ、私には照史さんが居る。こんなことしても淳太さんや照史さんを困らせるだけだ
あかり『 .. すみません、なんでもないです 』
我に返りそう告げると、突然淳太さんはベッドで座っている私を押し倒して身体にまたがり馬乗りになった
中間『 なんやそれ 』
強い眼差しと強い口調で言われているこの状況を把握出来ないでいると
中間『 俺は、ずっとお嬢様に対して気持ちを抑え続けてきた ..！ でももう無理や 』
あかり『 淳太さん .. ？ 』
中間『 好きや、あかり 』
口調が変わっただけでこんなにも人が違って見えるなんて。それに名前を呼んで貰えたことが驚きで言葉が出ない。そんな私を困った様子でなんか言ってや。って言う姿すら恰好良過ぎて見とれてしまう
あかり『 .. 私も、淳太が好き 』
便乗するように私も呼び捨てで彼のことを呼べば
中間『 ああもう俺どうなるか分からん 、』
そして唇が重なる。ずっとこうしてたかった。止めるなんて言葉を知らずにお互い求めるようにキスをする。
それが嬉しくて嬉しくて涙が止まらない
中間『 俺のお姫様は本間泣き虫やな 』
大人になった姿で言われるとベタな言葉に感じるけど久しぶりに聞くとまた涙が溢れてきて
あかり『 バカ王子 .. 、っ .. 』
額と額をくっ付け自然と笑みが零れる
中間『 幸せや .. 』
あかり『 私もすごく幸せ 』
こうして淳太さんに包まれたまま眠りについた
翌朝、目を覚ますと淳太さんの姿はなく大好きな匂いだけが残っていた。私が眠ってる間に帰ったのだろう。淳太さんと居た時間がさっきの様に感じる。涙は出なかった。でも淳太さんとの一週間を思い出すと胸は苦しくなっていく。もう淳太さんは戻って来ないんだ。
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グレープフルーツ(プロフ) - いきなりすみません！担当ってゆうのもありますが、こうゆう夢のような小説好きです！更新応援してます！ (2017年12月23日 18時) (
レス) id: 3f28799e95 (このIDを非表示/違反報告)
クリームパン(プロフ) - 初コメ失礼しますっ！このお話とても続きがきになります！更新頑張ってください！！ (2017年12月22日 22時) (レス) id: 69d39ba2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ。 | 作成日時：2017年12月21日 15時
