貴「タイミングを呪いたい」駄作者「寝たいのに眠くない」貴「それは今関係ない」 ページ10
死神くんと出会い、死亡フラグを建設しないため、私は今日1日一切でかけないことを誓いますーーー。
たとえスコッチの場所が違ったり爆破事件が起こらなかったりという原作と違う展開になってるこの世界でも新一くんコナン化は絶対に起こるだろう。
だから今日は絶対に出かけない…そう誓ったのは今朝のことだった。
現在夜。
一番危険な時間帯。
なのに私は外を歩いている。
原因は友達からの電話。
ウイスキーが飲みたくなったので私の家にあるものをちょっとだけ持ってきて欲しいという内容。
いつもならOKするのだけど、今日はなあ、と断ろうとしたら、ホームズの初版を報酬に出されてしまった。
一端のシャーロキアンである私に断ることは出来ず、ウイスキーを届けてきた帰り道が今。
……まあ、もうちょっとで家だし大丈夫だよね。
そんな楽観思考は通じなかった。
忘れてはいけなかった。
彼の自宅は私の自宅の目の前なのだ。
ーーーそう。
「……っ、Aさんじゃねーか!!」
「……えっと?な、なあに少年」
「俺だよ!新一!」
「はい??し、知らないなーだあれそれ」
話しかけられてしまった。
「いや、絶対に知ってるだろっ!?」
「う、うん知っているよけど君のことはわかんないかなー」
「棒読みだぞ。Aさん」
「……ちっ」
もうこの際仕方が無い。
と諦めて、私は目の前の幼児化新一氏に話しかけた。
「何があったのミニ新一くん」
知ってるけどね、なんて思いながら聞く。
すると安心したようにさっきあった出来事について話してくれた。
「なあるほどね。まあ、とりあえず新一くん、私がどうこうできる話じゃないし、博士に相談したら?」
いくら原作が壊れててもそこだけは崩れちゃダメだ。
ちょっと強引だけど話を進め、新一くんを博士の家にいれた。
博士にもう一度同じことを説明してもらい、一応原作の流れを踏む。
そして、
「新一〜っ」
蘭ちゃんがやってきた。
「あれっAさんじゃないですか!新一みてません??」
「んー私も探してるんだけどわかんないなあ…」
そう言うと、蘭ちゃんはそうですか…、と眉を下げた。
「もうちょっとだけ探してみますねっ」
と歩いていった。
……その隙に、すたこらせっせと私は退散した。
さて。
明日、どうなってることやら。
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宿敵さん - 面白いです!!更新頑張ってください!!! (2018年3月31日 16時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 更新頑張ってください (2017年10月10日 22時) (レス) id: 9afa5d89f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐらにゅー糖(プロフ) - ヤバイっス、面白すぎます。 (2017年8月19日 21時) (レス) id: a9cd84d524 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲らる(プロフ) - 瓶さん» 面白いだなんてそんな!光栄です…深夜テンションで思いついた作品がそんなふうに言っていただけるなんて…。ありがとうございます。頑張ります! (2017年7月29日 1時) (レス) id: 9860ed1ba3 (このIDを非表示/違反報告)
瓶 - とっても面白かったです!他には無い設定ですね。主人公の巻き込まれ具合と父母の雰囲気が何だか好きです。更新頑張って下さい、応援してます! (2017年7月28日 20時) (レス) id: cc31d2027d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨咲らる | 作成日時:2017年7月2日 16時