男前な彼女の素顔がみたい No.9

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あの日から1週間。








今日も今日とて、事務所で缶の補充をしております。









この1週間、三代目の皆とは会わなかった。








今をトキメク彼らは、仕事が忙しいみたいでいつも入れ違いになる。









そんな今日は、久しぶりに1日事務所にいるって言っていた。








そんな事を考えてればほら……。








臣「あらー？なんか久しぶりに見る自販機のお姉さんの指が輝いて見えるー！え、何これー？どーしたのー？」








なんか、女子高生みたいな人、きた。笑







『あら、臣子久しぶりー！元気してた？』





臣「んもうめっちゃ元気ぃーってゆーかー、臣子じゃねぇし！」







『自分から始めた癖に。ごめんねー？チャラ臣さん』







臣「そーそー、俺チャラ臣！……ってコラ！！」








スパーン！と叩かれた頭。







『イッタ！段々ヤマさんに似てきたな！！暴力反対！！』








臣「うるせーわ！お前がチャラいチャラいってゆーから、最近美穂が冷めてーんだよ！どーしてくれんの？！」








だってー、親友の彼氏がチャラいってー、ちゃんと親友にも伝えた方がいっかなーってー。








『そもそもチャラいって言ってたの隆二だし』








臣「だから何でチャラいになんだよ！」








隆「それはー、チャラ臣くんが人の彼女の指を触っただけでサイズ分かるからですー！」








臣「『隆二！！』」









ひょこっと柱の影から出てきた隆二。









臣「おまっ、アレは隆二の為を思ってやったことだし！しかも、たまたま美穂と同じくらいだって思ったから教えたまでで……」







隆「チャラいー」


『チャラいー』






臣「あー！もうお前ら本当腹立つな！！笑」







そんな茶番をしてると、タイミングよく鳴る臣の携帯。








臣「覚えとけよ！……あ、もしもし？」








電話しながら、行こうとする臣に自販機から出したばっかのコーヒーを投げる。








ビックリしながらもしっかり受け取った臣に口パクで、奢り！、と言えば








キラキラスマイルで手を挙げて去っていった。








さすが、モテる男は違うな。


他の女の子だったら、やられてただろうに。笑

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