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『……ここ?』
あれからしばらく飲んだ後、直己さんに抜けてもいーよってお許しをもらって、美穂達と一緒に来たのは、隆二達が泊まってたホテル……ではなくて。
隆「そ。今日はここにお泊まりでーす!」
臣「じゃ、俺らはここで。隆二お疲れー。A、またな?」
美「あ、広臣っ……!A、隆二くんまたねー!!」
フロント前で、2人と別れて。
うちは隆二に手を引かれて、周りを見渡しながら歩く。
なんか……いかにも高級です!!ってホテルだよね……。
てゆーか、帰るつもりだったから着替えとかないけど…せめて下着とかコンビニで買ったほうがいいかな?
『……ね、コンビニ行かない?』
隆「んー?なんでー?」
そう聞きながらも歩き続けて、あっという間にエレベーターの中。
『……泊まる、んだよね?』
隆「そーだよ?」
だよね?笑
『泊まる準備してないから……コンビニ!』
隆「俺のあるから大丈夫ー!」
へへへ♡と笑いながら、手をギュッと握り直して今度は部屋に一直線。
あれ、隆二のパンツ?
……ボクサーならいけるかな?
なんて、変なこと考えてたら
隆「心配しなくても大丈夫だから」
ドアを開けて、部屋に入ればこないだのホテルとは全然違くて。
『うわぁー、綺麗な部屋……』
隆「はい、ちょっとここ座って?」
部屋を見渡すうちを、自分が座ったソファーの隣に呼ぶ隆二。
隣に座れば、お互いに向き合うように向きを変えられて。
隆「今から、俺の話を聞いてください」
さっきまでの酔っ払った目が、いつの間にか真剣な目に変わっていた。
コクン、と頷いたのを確認した隆二は
1回深く深呼吸してゆっくり話し始めた。
隆「今回の単独ツアーを通して、俺は色んな事を学んだ。己の力量と三代目の皆との絆と……己の無力さ、不甲斐なさ。
そして、次の目標も見つけた。
まだまだ上を目指していきたい、声を、想いを届けたいって思ったんだ」
『うん』
単独ツアーが始まる前から近くで見てきたから、隆二の言葉はスッとうちの胸に届いた。
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yu-ri(プロフ) - くろさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません!!通知設定してなくて...(泣)うわーありがとうございます\(^^)/その後の2人...私も見てみたい(笑)書ける時があったら書いてみようかな!応援ありがとうございます!! (2018年4月18日 0時) (レス) id: 46364dd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - この作品大好きです!隆二くんがかっこよすぎてにやけてました!その後の2人の作品を見たいです!応援してます! (2018年3月4日 0時) (レス) id: e6f9d3bba8 (このIDを非表示/違反報告)
yu-ri(プロフ) - 香夜さん» 最高の褒め言葉、ありがとうございます!!男前な彼女のその後……結婚式とか子育て……うん!めちゃめちゃ面白そう!!笑少し時間が取れたら、少しずつ考えてみよーかなと思います(^^)求めてくれる方がいらっしゃって、私、嬉しすぎて発狂しそうです\(^^)/笑 (2017年8月23日 1時) (レス) id: 46364dd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
香夜(プロフ) - 最後のプロポーズマジ感動しました(T_T)あの……… 男前な彼女のその後って書かないですか?二人の結婚式とか子育て読みたいです (2017年8月19日 3時) (レス) id: ae3b6c07a3 (このIDを非表示/違反報告)
yu-ri(プロフ) - まみさん» ありがとうございます!!大好きな作品と言ってもらえて、本当に嬉しいですー!!次回もぜひ、よろしくお願いします(^^) (2017年8月11日 13時) (レス) id: 46364dd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yu-ri | 作成日時:2017年7月9日 1時