イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】

#47 ページ49

結渚side




樹「結渚さん、飲みすぎっすよー」

『そういういっちゃんも飲んでんね〜』

健「あぁはいはい！そこ！後で亜嵐さんに怒られるよ！」



健太くんのこの一言で隣に座るいっちゃんは”酔い覚めた”
とか言ってお水ガバガバ飲みだした。



『亜嵐くんてさ、いつもどんな感じなの？』

陸「どんな感じとは？」

『いつもあんな変なテンションしてるわけじゃないですよね？』

健「いやぁ？いつもあんな感じだと思うよ？」

彰「怖いくらい真剣なのは、曲制作してる時と最後のリハくらいって玲於くん言ってたし。」

『うっそだぁ…』



あのキャラを四六時中維持してる亜嵐くんがすごいと思った。

まぁあれが、本当の白濱亜嵐ってことなんだろうけどね。



樹「サポメン時代から変わらずっすね」

『あ、そっか！いっちゃんサポメンじゃん』

樹「初めて亜嵐さんに会った時、こんなイケメンいるんだって思いましたもん」

陸「それ、君もね…？！」



やっぱり亜嵐くんはどこまでもイケメンらしい。


彰「面倒見めちゃくちゃいいし、ダンスはうまいし、役者もDJもって、ほんと叶わないよ」

健「亜嵐さんはほんとリスペクトだね、」

『そんなにすごいんだ……』

陸「もうね、すごいって言葉だけでは表しちゃいけない人だよ！」



でも、みんなは知らない。


亜嵐くんに悉く女運がない、ということを。



樹「でもBOTの時の亜嵐さんは怖かったっすね、」

陸「まぁ、あれは仕方ないよ…俺らも思うところはあったし」

『あの人すぐ抱え込もうとするから…』

健「でも次の日怖いくらい元気だったけどね」

彰「結渚ちゃんがなんか言うてくれたんやーって龍友さんが言ってたな」

『いや、私は何も…！逆に明日そんなんでファンの前立たないでねって言っちゃったんですよ…』



未知の世界のことだから、あまり踏み込んだことは言えなくて、
結局軽い説教みたいなこと言っちゃったのを少しだけ、後悔してた。


でも、もしそれのおかげで、亜嵐くんが元気になってくれてたなら、
それはそれでよかったのかもしれない。


陸「やっぱり、結渚ちゃんは一番怖いよ(笑)」

『え？私ですか？』

樹「あの亜嵐さんを動かしてるんすよ？結渚さん」

健「亜嵐さんが惚れてんのも分かるよ……」

『ほ、ほ、惚れ…？！』



「「健太っ…！！」健太さん！！」



健「……やらかした…」



何が何だか意味が分からない私と、
これから亜嵐くんに怒られる…と嘆くランぺ３人。









亜嵐くんが私に惚れてるなんて、そんな冗談、あるわけない、よね……？笑









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