#44 ページ46
結渚side
陸「これ、落としたでしょ?」
陸さんの手には、私が必死で探していた自分のスマホ。
『あ、ありがとうございます!』
陸「このシートに挟まってたよ!」
『なんでそんなとこに……ほんとにありがとうございます…!』
陸「いーえいーえ!」
強面のお兄さんが陸さんであったことから、ここにいた理由は分かった。
?「そちらの方は……?」
『あ、、、やましょーさん………』
彰「あ、え、俺のこと知ってるんですか?」
『も、もちろんです。岡山ご出身で…』
彰「わーお」
陸「やましょー、結渚ちゃんはこういう子なの(笑)」
”改めまして、山本彰吾です…”と律義に挨拶してくださったやましょーさん。
『あ、私は、亜嵐くんの、…、ん………?』
陸「結渚ちゃん……?」
『………私って、亜嵐くんの何なんでしょう……』
陸「あっ、笑」
彰「亜嵐さん?」
陸「彼女…………みたいな人!!」
『ち、違いますよ、陸さん!』
とんでもないワードをぶっこんできたこのゴールデンレトリーバーさんは、噂にあった通り、天然なのかもしれない…。
『んー、詳しく言うと、亜嵐くんの同居人?です』
陸「違うでしょ、同棲で……」
『陸さん……っ!!』
陸「はーい、黙りまーす(笑)」
彰「あぁ、何となく分かってしもた…」
陸「そーゆーことだよ、やましょー」
『絶対違う意味で理解しちゃってますよね、それ……』
そんな話をしながら、外に出ると、二人はいつの間にか、
キャップにマスクに眼鏡…と不審者丸出しの変装に変わっていた。
芸能人オーラが隠しきれてない上に、金髪が帽子からはみ出てる陸さんと、
ジャラジャラなアクセサリーを身にまとうやましょーさんは、
どっからどう見ても、コワい人。
陸「できれば変装したくないんだけどね…」
彰「昂秀とか頭隠さないから、職務質問受けてたし…(笑)」
『ドレットヘアーですね(笑)』
でも、中身の優しすぎるオーラが漂っているおかげで、
普段とがって見えるやましょーさんも今は超優しい人に見えてる。
彰「…そんな見られたら穴空きそう…」
『あ、、え、すいません、無意識に…!!』
彰「小悪魔かよ……」
陸「ちょっと、やめてよ?バレたら亜嵐くんの説教行!!」
彰「うっ、こっわ、」
『何がバレるかは知らないですけど、説教はさせませんから安心してください!』
彰「え、亜嵐さん尻にひかれてるパターン?」
陸「多分、」
彰「こっわ」
亜嵐くんが怖いのか、亜嵐くんを尻にひいてるらしい私が怖いのか…
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雪 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした。。。 (2022年1月29日 2時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - またまた続けてのコメントですみません。 #43のここの部分 11月もあっという間に終わりを迎え、気づけば12月半ば入っていた。 これ正しくは12月半ばにではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page45 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #39のここの部分 さっき涼太くんに耳打ちされてたからきっと、私を見つけたくれたのは涼太くんだ。 これ正しくは私を見つけてくれたのはではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page40 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく#36のここの部分 なん件かかかってきていた着信にかけ直すと、○○←名前はワンコールも立たずに出た。 これ正しくは経たずにではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 #36のここの部分 結局、朝早くに日本付いて、○○←名前がまだ寝てる間にこっそり荷物置きに帰った。 これ正しくは朝早くに日本着いてではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーーは | 作成日時:2020年7月25日 2時