イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】

＃40 ページ41

結渚side


美紀「え、なんか声聞こえるよ」

安「まさかシェアハウス男って……」

『ごめんっ…！本人なの！』

安「やっぱり…！」



トレーニングルーム、音響設備、と様々な紙が貼られたドアをどんどん奥に進んでいき、着いた場所は、”楽屋”



美紀「あれ、手続き…？」

”どうぞ、こちらです”



スタッフさんの来られましたよ〜という声とともにバンっと開いたその扉。



『うおっ…』

「結渚ーーーーー！」

『あぁ、うるさいうるさい』

「お前ほんとさ、探すの苦労したんだぞ！」

『わざわざ探す必要ないじゃん』

「関係者席いねえし、来てないかと思った」

『あんな神聖な場所に立ち入れるわけないでしょ！』




”あぁ始まった始まった…”呆れる玲於とはやとん

”ひさしぶりー”と相変わらず王子スマイルの涼太くん

”あ、亜嵐くんのこれやん”と言って小指を立てる龍友くん

”うえっちやんか〜”と、いつからかあだ名で呼ぶ裕太くん

”やっほ〜”と、髪の毛がピンクになってるメンディーさん



『皆さん、お久しぶりです…！！』


満面の笑みで返す私と



美紀「夢……？なのか？」

安「一回、深呼吸しよ。」



茫然とする安田姉妹。



『あ、紹介します！同僚とその妹の美香ちゃんと美紀ちゃんです！』

「やっさんって、女の子だったのね…」

安「女です、、」

「あ、いや、ごめ、変な意味じゃなくて…！」

涼「似てる〜」

美紀「あ、あ、りがとうございます！」



大スターたちに遊ばれてるファン三人。

こんなことが起ってしまっていて本当に良いのでしょうか…！？



「分かったでしょ？！俺の指ハート！」

『投げキッスは聞いてない』

安「しばらく爆笑してたもんね、結渚(笑)」

美紀「結渚さん、壊れちゃったのかと思いましたよ…！」

「大丈夫、もとからだよ」

『亜嵐くん？』

隼「そろそろ、良いですか！！リーダー！」



どこでも起きちゃう私たちの言い合いを止めてくれるのは、はやとんだった



隼「僕、亜嵐くんの荷物持たされてんの！ケータリング食べたいの！」

玲「メンディーにわたしときゃいいだろ、」

隼「まじ？あ、じゃメンさん頼みます〜！」

メン「えぇ！おーーい！」




アドレナリンが出まくってるらしい、皆はやりたい放題

こんなGENEだからこそ好きだし、こんなGENEだからこそ、スタッフさんは大変




『とりあえず、帰っていい？』

「え、ダメでしょ」

『なんで？！』



結局、いつでもどこでも白濱亜嵐につかまる私も私です



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涼太くん、HAPPY BIRTHDAY！

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