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結渚side
かんっぜんにバレた。
そろそろLIVEも終盤になりつつあって、
何とかバレずにいけそう!と思った矢先のことだった。
みきぽんと、もはやおなじみのようにワンミリのラストの涼太くんと女性ダンサーのシーンで叫んで、そのあとのトロッコの演出にヒヤヒヤしながらも、バレずに過ごして…、
これほど、トロッコ来るな!!と思ったことはない。
目の前の白濱亜嵐は私に気づいたのか、ニヤニヤが止まらない。
さっき涼太くんに耳打ちされてたからきっと、私を見つけたくれたのは涼太くんだ。
あなた、目悪いからね、絶対涼太くんだ。うん。
『(あぁ、なんかいやな予感するぞ)』
そう、思った時には、もう白濱亜嵐の手は動いていた。
”きゃーーーーーーーーーーーー!!!”
私の周りでは物凄い歓声。
理由は、
美紀「投げキッス!からの指はーと!!なに?!今の何?!」
これのせい。
それは昨晩のこと。
「明日とっておきのファンサするから覚えといて(笑)」
「俺と結渚にしか分かんないやつね♡」
LIVE前のテンションってみんなこうなのか?ってくらいのハイテンションで指ハートキメてきた亜嵐くん。
多分それが投げキッスからの指ハートなんだろうけど、そんなの誰もが知ってるよ。
そして、からのキメ顔。
”きゃーーーーーーーー!!!!!”
”あらーーーーーーん!!”
”かっこいいよーー!!”
もう、ファンの黄色い歓声は収まるどころか激しくなっていく。
この亜嵐くんの行動に終始呆れ、もう、笑いすぎてお腹痛くなってきた。
美紀「結渚さん…?」
安「亜嵐くんの投げキッスにやられたんだよ、きっと。」
結局、最後まで腹痛は治らず、隣の安田姉妹にはほったらかされ、ある意味楽しいLIVEが終わった。
『あぁ、もう、涼太くんには泣かされっぱなし!』
?”あの〜、上田様でよろしいでしょうか”
突然、声を掛けられた。
?”スタッフのものです”
周りには、まだお客さんは残っている。
私の後ろに、二人がいる。
なんとなく、この後の想像ができた私は、慌ててスタッフさんと嘘をついた。
”あの、手続きに不届きな部分がありまして…”
『あ、あぁ、そうなんですね!どこへ行けば?』
”案内しますので、お連れの方々もご一緒に”
”亜嵐さんから三人とも連れてきてと言われております…”
とボソッと教えてくれたスタッフさんに申し訳なく、
”すいません(笑)”とお辞儀をした。
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雪 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした。。。 (2022年1月29日 2時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - またまた続けてのコメントですみません。 #43のここの部分 11月もあっという間に終わりを迎え、気づけば12月半ば入っていた。 これ正しくは12月半ばにではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page45 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #39のここの部分 さっき涼太くんに耳打ちされてたからきっと、私を見つけたくれたのは涼太くんだ。 これ正しくは私を見つけてくれたのはではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page40 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく#36のここの部分 なん件かかかってきていた着信にかけ直すと、○○←名前はワンコールも立たずに出た。 これ正しくは経たずにではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 #36のここの部分 結局、朝早くに日本付いて、○○←名前がまだ寝てる間にこっそり荷物置きに帰った。 これ正しくは朝早くに日本着いてではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーーは | 作成日時:2020年7月25日 2時