#36 ページ37
亜嵐side
隼「亜嵐くん、ずっと電話鳴ってますよ?」
「あぁ、いいのいいの。ほっといて〜」
結局、朝早くに日本付いて、結渚がまだ寝てる間にこっそり荷物置きに帰った。
そしたら、ソファで寝てるし、しかも机の上に置いてあるカレンダーに、
今日の日付のところに赤丸で”亜嵐くんが帰ってくる日!”ってかいってあった。
いや、もう、可愛すぎかよっ!って一瞬叫びそうになったけどセーフ。
こいつには、こないだの涼太くんちに泊ったっていう件と、いちいち可愛すぎるっていう件含めて、ちょーっと腹立ってるから、今日はフルシカトするって決めた。
隼「はーい、ってうわ、全部結渚ちゃんからじゃん」
玲「なになに、どしたの」
隼「ちょ、これみてみ?」
メイク中の俺は当然動けるはずもなく、最年少組はちゃっかり机の上の俺のスマホをのぞき込んでる。
玲「着信20件…」
隼「亜嵐くん、喧嘩でもしたんすか?」
「違う違う、ちょっといじめてるだけ」
玲「Sじゃん」
白濱のSはドSのS、なんちゃって。
隼「そろそろ結渚ちゃんがかわいそう(笑)」
玲「あれだろ、結渚が涼太くんちに泊ったことに腹立ってんだろ」
隼「えぇ、あ、そういうこと?!それで怒ってんの?」
裕「なんや、器ちっこい男やなぁ」
「三人ともうるさいっ」
裕「ははっ、怒っとる怒っとる(笑)」
本当は今すぐにでも声聞きたい。
けど、俺の変なプライドが邪魔して、できない。
あれ、俺ってこんなこじらせるめんどくさい奴だっけ??
涼「亜嵐くんが出ないなら、僕が出ますよー」
「……ダメ!おれが出る!」
涼「なら初めからそうしてくださいよ(笑)」
涼太くんからスマホ奪って、楽屋の外に出た。
なん件かかかってきていた着信にかけ直すと、結渚はワンコールも立たずに出た。
『おっそい……!!!!』
「っうるさ…!」
『あぁ、もう、心配したんだからね!』
「ごめんって(笑)」
やっぱり、変なことするんじゃなかった。
『もー、亜嵐くんのおバカ』
「結渚も電話してきすぎなんだよ」
『朝には帰るって言ったのに、帰ってこなかったのそっちじゃん』
「俺帰ったよ?結渚がまだ寝てる間に」
ちゃっかり寝顔写真撮ったなんて言えない…。
しかも、超幼くてかわいらしいヤツ。
『はぁ〜…腹立つっ!とにかく、今日は直帰だよ?いい?!』
「ははっ、分かってるよ(笑)」
『じゃ、お仕事頑張って』
「おう」
なんだかんだ、俺はやっぱり、こいつが好きなんだわ…
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雪 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした。。。 (2022年1月29日 2時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - またまた続けてのコメントですみません。 #43のここの部分 11月もあっという間に終わりを迎え、気づけば12月半ば入っていた。 これ正しくは12月半ばにではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page45 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #39のここの部分 さっき涼太くんに耳打ちされてたからきっと、私を見つけたくれたのは涼太くんだ。 これ正しくは私を見つけてくれたのはではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page40 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく#36のここの部分 なん件かかかってきていた着信にかけ直すと、○○←名前はワンコールも立たずに出た。 これ正しくは経たずにではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 #36のここの部分 結局、朝早くに日本付いて、○○←名前がまだ寝てる間にこっそり荷物置きに帰った。 これ正しくは朝早くに日本着いてではないんでしょうか? (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーーは | 作成日時:2020年7月25日 2時