イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】

#19 ページ20

亜嵐side







うるせえ…







『do the dirty dirty disco!』









マジでうるさい…







『さぁ未来へ〜乗り込んで〜いこう！』









はぁ………。





『どこまでーもかけーぬけようここにあるAmazing day trip』






「あのー、結渚さーん」






イヤホンしてノリノリな結渚さん。


完全に自分の世界に入って俺のことなんか気にもかけない。






「どんな拷問だよ。これ」






”やっさん”から、TYFのレポてきなのを語られてまんまと流されやがった。







「ジェネの俺がここにいるんですけど？」





はい、聞いてない。





こないだの俺がプリレジェ出てた！って騒いでたのは本当に最初だけで、

あとは、”かずまこほくいつ”にキャーキャー言ってたし。





ジェネの俺がここにいるのに！！

隣にいるのに！！







「スリボに会わせてやろうか？」


『え！………ん、んん！……け、結構です！』


「でも、会いたいんだよな？」


『私はただのファンなので、』


「そんなただのファンのお前が一緒に住んでるのは？」


『GENERATIONS兼EXILEの白濱亜嵐です』


「はい、正解」


『うぅ…。』




今日も結渚の弱みを突くのは簡単でした。()




「腹減ったの、なんか作って」


『実家からトマト送られてきたんだけど、今夜はトマト料理かな〜』


「え、待って、無理。却下。」


『えぇ、でもお母さんがせっかく…』


「どうせそれ送ってきたのお前の兄ちゃんだろ、」


『え、なんで分かったの？』




まじでこの兄妹ろくな事しない。






「とりあえず、トマトは却下！」


『好き嫌いしてるからモテないんだよ』


「それ今関係ない！」





結局、今夜の白濱家はトマトミートソースのパスタでした。






『これなら亜嵐くんも食べられるでしょ？』


「うん、全然いける。ほんとうまい！」


『やった(笑)』






しばらく、こんな関係でも良いかな。なんつって。






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