イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】

#14 ページ14

亜嵐side





貴族のドラマ撮影、BATTLE OF TOKYOの打ち合わせ、
ツアーの打ち合わせ、新曲のリリース、年末のアルバムリリース……





「やべえ、過去一忙しいかも…」





マネくんから教えてもらった今月の予定は見事にギッシリ！




龍「あかん、クラブ行ってる暇ないわ〜」


涼「今月、どれだけRECあるんでしょ…」


玲「今年はロス行けねぇかもなぁ」




特にBOTはジェネが一番上に立って引っ張って行くから、責任重大。

その一か月後にはツアーが始まるし、それに向けての新曲のリリースもある。




涼太くんなんか、既に二本の映画の主演決まってるし。






「負けてらんないわー」






まだ情報は解禁できないけど、このこと結渚が知ったら、






『きゃーーお兄だーーー！！！！』



『でもやだぁ、ファン増えちゃう〜…』






って言う。絶対言う。１００言うわ。()





隼「あ、玲於ー、今日の夜空いてる？」

玲「えーー、直帰して寝るかな、」

隼「結渚ちゃん、いつものスタジオにいるらしいんだけど行かない？」

玲「お、まじで？久々に結渚のダンスみたいしなぁ…」




楽屋の隅っこで話している最年少組。





”今日、帰り遅くなる〜＾＾”







「……ばっかじゃねえの」




ニコちゃんマークの可愛いスタンプとともに送られてきたメッセージを見て、ため息しか出ない。







俺誘わないで、隼と玲於誘ってるって、どんなメンバー内格差？！





しかも一緒に住んでるよね？え、俺、同居人だよね？！








「あーもう！龍友くん、今日ジム行かない？」


龍「どしたん急に。」


「器小さい自分に腹立ってる…」


龍「ほんなら、トレーニング後に一杯行くか？」


「うん、そうしよ」









なんかもう、めんどくせぇ。



いろいろ、小さなことであいつに振り回されすぎて調子狂う…。







でも、






『ただいま〜！』


「おせーよ」


『久々に躍り込んだら、楽しくってつい…(笑)』






結局、この笑顔に負けるのはいつも俺。






「俺誘わずに隼と玲於誘ってたよなー？」


『そ、それは……！』


「……なに？」


『最近個人の仕事とか忙しそうで、ゆっくり休んでて欲しいな〜って思ったから…。』


「……っ」





あぁぁぁぁ、もう、ほんと調子狂う………！






「次スタジオ行くときは俺も連れてってよ」


『もちろん！亜嵐くんとも一緒に踊りたいしね！』







はい、今日もこの笑顔にこてんぱんにやられましたっ。





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