イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】

#11 ページ11

亜嵐side





『ただいま東京〜！ただいま白濱家〜！！』




はい、帰ってきたうるさいやつ。





玄関入るとき、お邪魔しますっていつもの癖で言うから、
これからはただいまだろって言ったら、調子乗ってこれ。




まぁ、うるさいとか言っときながらこれから結渚がずっとここにいるってことに
ニヤケが隠しきれない俺も俺。






『夜遅くにごめんね？』


「逆に、昼間だと俺多分いないし夜のほうがありがたかった」


『たしかに、亜嵐くん忙しいもんね〜』






そうそう、超忙しいの。

8月から始まるツアーの打ち合わせだったり、新曲のリリースだったり。



もう、それはそれは毎日楽しくて仕方ない。







『私も明後日から初出勤だ…』


「不安？」


『そりゃあもちろん。人見知り大爆発しそう、』


「お前まだ人見知りだーーとか言ってんの？」


『言ってますが何か。逆になんで亜嵐くんはそんなフレンドリーなのよ』


「なんでって言われてもなぁ(笑)」







単に人と関わるのが好きなだけだし、なんでって言われてもよく分かんねえ。




スタジオで、初めて俺と会た時も、俺のこと苦手オーラ放ちまくってたくらいだから、
会社でヘマしなきゃいいんだけど…。






『人見知りってどうやったら治るの？そもそも治るもの？』


「えぇ、治んのかなぁ、まずは人に慣れることだよな。」


『人に慣れるか〜…』


「あ、」


『え、なに』









めっちゃいいこと思いついちゃった。









「明日休みだよな？」


『うん！明日は何にもないからプリンス見に行こうと思ってる！』


「悪いけど、その予定キャンセルで〜」


『えぇ！なんでよ、せっかく奏様見れるのにー』


「奏様よりすごい人に会わせてやるから」


『奏様よりすごい人なんか私の中にはいないです』


「まぁまぁ、明日会ってみればわかるって(笑)」









人見知り直す方法だよな。



そんなのあの人らに会わせるしかないじゃん？(笑)









ここは、ジェネのリーダーの権力を最大限に乱用させていただきます。







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