イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】２

#53 ページ6

亜嵐side



というわけで、可愛くなってみました。


「炭酸ガスパック？してみたんだけど、どう？」

玲「画面越しに見せられてもわかんねぇわ」

隼「それ今言います？メンバー会議で言います？」

メン「肌とぅるんとぅるんじゃない？俺も欲しいんだけど」

龍「男の子に好かれようとする女子みたいなことすんのやめて？」

涼「逆っすよね(笑)」

裕「あ、あんな〜こないだ韓国のサイトでえぇパック見っけてん！」



時期も時期なわけで、
ただいまZOOMでオンラインメンバー会議



会議が始まるちょっと前に、
洗面所から真っ白な顔して出てきた結渚がしてたこの炭酸ガスパック。


お肌に良いらしいよ〜みたいなこと言ってたし、
ちょっと借りてみたら、この結果。




涼「亜嵐くんはレックスと結渚ちゃんいるから寂しくないですね」

隼「毎日おはよう言う相手がいないと人間おかしくなりそう」

「何気に俺が一番自粛期間楽しんでるよね」

龍「結渚ちゃん襲い放題、XXX動画見放題…ｗｗ」

玲「はい、ピー！HOT SHOT!」

「いや、マジで俺なんもしてないよ！すごくない？！」

隼「それが普通です…」

メン「亜嵐くんまだチキってんの？！」

裕「ほら、メンさんまでこんなこと言い出した」




まぁ騒がしい騒がしいこと。


いつの間にかメンバー会議そっちのけで始まった
近況報告＆オンライン飲み会の話題はほぼあいつのこと。



確かに、可愛いし、妹みたいなやつだし、
俺が忙しい時は家のことしてくれたり、
ほんとにめちゃくちゃいい女な結渚。



あのモデルさんのほうがスタイルいいかもしれない
あの女優さんのほうが美人かもしれない




でも、俺はやっぱり




チビで、可愛くて、頭良くて、仕事もこなせちゃう、

妹みたいなあいつが





「好きなんだよなぁ………」





こんなにも俺がドジしてるのは、
結渚の気持ちが読み取れなさすぎるのもあるし、

俺があいつの尻に敷かれてるからで、



多分、今の俺らの関係って、
幼馴染あるいは兄妹みたいなもので、


この関係を覆すのが、難しすぎたってだけ。



かといってこのままでいいわけでもなく、
いつかは結渚もこの家を出ていく日が来るのかもしれない。


それまでに、必ず







いや、、、今すぐに






「………俺、ちょっと行ってくるわ」

隼「リーダーファイトです」









もうどうにでもなってしまえ！

溜めに溜めたこの想いを、今伝えずにはいられなかった。






『あれ、会議なんじゃ…』


「好きだ…」


『…ん？』







「俺、ずっと結渚が好き」







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