#49 ページ2
亜嵐side
「結渚ー?俺のイヤホン知らない?」
『え、あ、…んー、知らないな…』
「今日雨降るらしいから傘持ってけよ」
『…………んあ、そうなんだ、持ってくね』
「どしたの、さっきから」
『いや?別に何も……』
最近ずっとこれ。もうずっっっっとこれ!!
相変わらず年末っていうのは超忙しくて、
今年はクリスマスも一日中仕事で、大晦日の今日も夜から初紅白。
GENEもここまで来たか〜って感激してる暇も正直なくて、
ツアーが終わったらすぐ、来年に向けての動きだし。
「だぁぁぁ………」
って、たまに言いたいときくらいあるんです。
涼「お疲れ様です〜」
「おぉ、涼太、お疲れ」
涼「今度は何があったんすか(笑)」
「そのニヤニヤやめろ(笑)」
「いやぁ、実はさ………」
秘密っていう言葉が苦手なのか、すぐ人に話したくなっちゃう。
どうせ結渚のことだし、涼太くん知ってるしいっかって、現になっちゃってるし。
「最近さ、すごいたどたどしいんだよね」
涼「たどたどしい、?」
「話しかけても上の空っていうか、言おうとしてやっぱいいみたいなこと多い」
涼「………ほうほう」
「これってもしや、最悪のパターン?」
涼「100%それっすね」
「うわぁ、まじか………」
最悪のパターンとは、
好きな奴できた=亜嵐くん必要ない=家から出ていく
涼「それしかないんじゃないですか?あぁ、あとは……」
「あとは…?」
涼「……これは、秘密ですね笑」
「っ、おい、なんだよそれ!」
涼「まぁまぁ!……そのうち分かりますよ笑」
これ以上聞いてくるなと言わんばかりのわんこスマイルを腹黒王子に向けられたので、これ以上聞くことは断念。
となれば、あとは”はやとん”しかいないよねって。
「隼くん、」
隼「な、なんすかリーダー」
「こっちへ来なさい」
隼「え、まってなに、怖いって」
「いーから、いーから」
不審に思いながらもちゃんと来てくれたとこは偉い。
隼「………結渚ちゃんっすね」
「俺そんなわかりやすい?」
隼「最近の亜嵐くんの頭の中八割あの子っすから」
玲「ぷっ……笑」
「れーおー」
玲「水買ってきまーす」
隼「それで?今度は何があったんすか」
「あのね、結渚がね、変なんだよ」
隼「ほう、」
「いや、それが分かんないから、隼なんか知ってるかなぁって」
隼「知ってますけど、言わないっすよ」
”自分で考えましょう”って、俺小学生じゃないんだけど?!
そろそろ本気でやばいとか言い始めて一か月。
そろそろやばい。
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雪 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが…。 #56のここの台詞 『ストレートな言わないでよ、、』 これ正しくはストレートにではないんでしょうか? (2022年1月29日 3時) (レス) @page9 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #54のここの台詞 『どうしたもこうもない!亜嵐くんのせい!』 これ正しくはどうしたもこうしたもないではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page7 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #54のここの部分 亜嵐くんが好きなたちにものすごく申し訳なくなった。 これ正しくは亜嵐くんが好きなひとたちにではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page7 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません…。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #52のここの台詞 「…………ん、んあわけないじゃん(笑)」 これ正しくはんなわけないじゃんではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page5 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 #48のここの部分 アルバムのをスクロールしていけば、パスタを頬張る後輩の写真ばっか! これ正しくはアルバムをではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーーは | 作成日時:2020年9月6日 0時