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裕翔サイド
もう夜か・・・
あれからずっと寝てたな・・・
相変わらず頭も痛いし食欲もない。
でも少しは食べないとなと思い、
ベッドから降りようとした時だった。
コンコン
誰??
涼「…………裕翔」
!!!!
まさかの涼介だった。
涼「話がしたいんだ。ここ……開けてくれないかな」
「・・・・・・」
どうしたらいい?
仲直りするならこのタイミングしかない。
でもいざ涼介がくると素直になれない・・
涼「裕翔が開けてくれるまで、今日はここから動かないつもりだから。」
え?本気?
ふっ、どうせ・・・嘘だろ。
そう思い俺はほっとくことにした。
そして20分が経った頃。
もういないだろうと思い、ご飯を取るためにそっとドアを開けた。
裕「!!!!!」
なんで・・・なんでいるの?
そう。そこにはまだ涼介がいた。
涼「………裕翔」
裕「………な、なんで…」
涼「裕翔と話したいから。………いい?」
咄嗟に閉めようとも思ったが、
なぜか閉めれなかった。
俺は諦めて静かに頷き、涼介を部屋に入れた。
それを見た涼介は小さく"ありがとう"と言い、中に入ってきた。
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裕涼「・・・・・・・」
久しぶりの涼介に気まずい。
涼介もそう思ってるんだろう。
2人とも暫しの沈黙だ。
でも漸く涼介が口を開いた。
涼「………………ごめん。」
「え?」
涼「裕翔の気持ち、分かってあげられなかった。……伊野尾ちゃんから全部聞いた。」
聞いたんだ・・・
「………醜いなと思った?馬鹿げてるって思ったでしょ?」
涼「………正直、聞いた時は馬鹿げてるって思った。でも、伊野尾ちゃんに怒られたんだ。」
怒られた?
伊野尾ちゃんに…?
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作者名:みさ | 作成日時:2021年9月6日 21時