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裕翔サイド


「俺のこと本当は邪魔だと思ってるんでしょ?」

涼「何言ってんの?そんなこと思ってるわけないでしょ。……てか急にそんな怒ってどうしたんだよ。」

「…………」





言えない。
侑李に嫉妬して……だなんて。


涼「………昨日のこと?」

「…っ……うるさい!!もういいでしょ!!とりあえずもう涼介にはお世話にならないから!今までありがとうございました。






山田先生」


涼「……っ」

宏光慧「裕翔!!」

俺は逃げるように自分の部屋に戻り、ベッドに寝転んだ。


自分でもバカだなって……
子どもだなって……思うよ?
でももう、自分でもコントロールができないんだ。


もう後戻りはできない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
涼介サイド


昨日の夜、裕翔に言い過ぎたなと
侑李を看病しながら思っていた。

朝謝ろう…
そう思ってたのにまさかの主治医変更の知らせ。

理由を聞いても教えてくれない。
俺に怒ってるのは昨日俺が言いすぎたのが
原因の1つだとは思うけど…あとは分からない。


ただ単にショックだった。
主治医変更っていうのもそうだけど、
何より山田先生と言われたことが結構きたかも。


裕翔がいなくなった後もその場に動けずにいた。


宏「………涼介?」


涼「…………ははっ、…」

乾いた笑いしかできない。

他のメンバーもなんて声をかけたらいいのか分からないんだろう。俺にこれ以上何も言ってこなかった。

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作者名:みさ | 作成日時:2021年9月6日 21時

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