63 ページ15
裕翔サイド
「俺のこと本当は邪魔だと思ってるんでしょ?」
涼「何言ってんの?そんなこと思ってるわけないでしょ。……てか急にそんな怒ってどうしたんだよ。」
「…………」
言えない。
侑李に嫉妬して……だなんて。
涼「………昨日のこと?」
「…っ……うるさい!!もういいでしょ!!とりあえずもう涼介にはお世話にならないから!今までありがとうございました。
山田先生」
涼「……っ」
宏光慧「裕翔!!」
俺は逃げるように自分の部屋に戻り、ベッドに寝転んだ。
自分でもバカだなって……
子どもだなって……思うよ?
でももう、自分でもコントロールができないんだ。
もう後戻りはできない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
涼介サイド
昨日の夜、裕翔に言い過ぎたなと
侑李を看病しながら思っていた。
朝謝ろう…
そう思ってたのにまさかの主治医変更の知らせ。
理由を聞いても教えてくれない。
俺に怒ってるのは昨日俺が言いすぎたのが
原因の1つだとは思うけど…あとは分からない。
ただ単にショックだった。
主治医変更っていうのもそうだけど、
何より山田先生と言われたことが結構きたかも。
裕翔がいなくなった後もその場に動けずにいた。
宏「………涼介?」
涼「…………ははっ、…」
乾いた笑いしかできない。
他のメンバーもなんて声をかけたらいいのか分からないんだろう。俺にこれ以上何も言ってこなかった。
99人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みさ | 作成日時:2021年9月6日 21時