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裕翔サイド

あれから授業は順調に進み、次は今日最後の4限目。
今は大ちゃんと授業の部屋にいる。
しばらくすると騒がしいグループが入ってきた。
うるさいなと思っていると大ちゃんが小声で話し掛けてきた。

大「裕翔!あれが今朝話した山田涼介とその取り巻き!」

え?あのグループが??……確かに真ん中にいる人は大ちゃんが言ってた通りに超美形でイケメンだ。

確かにあんまり関わりたくないな・・・
そう思っていたのにそいつらはなんと!俺達の前の席に座った。
最悪だ・・・。

俺は俯き、目立たないようにしてたのに、取り巻きの男1人が喋りだした。(※勝手に名前付けますね。)

隼人「…あれ?前にいるやつ見たことないな。」
そいつがそう言い出すと他の取り巻きも俺の方を向いた。

梨花「確かに〜。…でもこの人なんかダサくない〜?」

「…っ」

大知「ははははは(笑)お前はっきり言うなよな〜」

桜「梨花さいてー(笑)」

そいつらは俺を見て笑った。

隼人「…涼介もそう思うだろ?(笑)」
最後の一人、山田涼介がこちらを向いた。

涼「…ホントだせぇな(笑)」

取り巻き達「あはははははははは(笑)」

悔しいし腹が立つ。まあ俺が自分でしてることだけど。

大「おい、お前ら言っていいこと悪いことあるだろ!……裕翔いこ?」

だ、大ちゃん?それフォローになってる?

「…で、でも授業。」

大「いいのいいの!…行くぞ」
そう言って大ちゃんは俺の腕を引っ張った。

「ちょっ!…大ちゃん」

俺はされるがままに部屋を出た。

大「……大丈夫か?」

「え?」

大「あいつら…裕翔のこと。」

「あー、そりゃ悔しいし腹が立ったけど、事実だし。」

大「でも!!……ごめん、勝手に部屋出てしまって。」

「…ううん。ありがとう!大ちゃん。でも次はちゃんと出ようね。俺は逃げないから」

大「裕翔…。強いんだな。」

「そんなことないけど・・・じゃあ、折角暇になったんだし、今度は俺の部屋にきてよ。バイトの時間までだけど」

大「え?いいの?行く!!」

「…ん。じゃあ行こう!」

そう言って俺はまさかの初めて出る授業をサボり、俺の部屋でバイトまで大ちゃんと話をした。

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作者名:みさ | 作成日時:2020年8月24日 22時

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