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大貴サイド
先輩に連れられて行ったBarを気に入って、
今度は俺が裕翔をそのBarに連れていったら
まさかの裕翔のバイト先だった。
めちゃくちゃ驚いたが1番驚いたのが…
裕翔の"この格好で働いてない"という言葉。
大「……………へ？」
どういうこと？
裕「別に騙してたわけではないんだけど、
この姿は偽りの姿なんだよね…(苦笑)」
裕翔さん。
俺の頭の中、軽くパニックです。
大「つまりわざと……その格好してると？」
裕「そういうことに……なるかな(苦笑)」
大「まじかー！！
本当の姿って見せてもらえるの？」
裕「……いいよ。ちょっと待っててね」
そう言うと裕翔は席を立って
店の裏に行ってしまった。
.
.
.
.
そして待つこと数分後・・・・
裕「……お待たせ//」
大「！！！！！」
裕翔の声がしたので携帯を置き顔を上げると
そこにはめちゃくちゃイケメンが立っていた。
大「…え！！ちょっと……え！？本当に裕翔？」
驚きすぎて上手く言葉が出てこない。
裕「…うん、そうだよ」
大「……全然違う。めっちゃカッコイイ」
裕「…ありがと//」
こりゃ、あの山田涼介にも
引けを取らないくらいだな。
でも1つ疑問に思うことがある。
大「……なんでわざわざあんな格好してるの？」
裕「うーん、特に大きな理由はないんだけど、
まあ寄ってこられるのがめんどくさいだけ！」
大「女子とかってこと？」
裕「そうそう！
昔言い寄られた人にトラウマがあってね。
そこからこんな格好するようになったの。
贅沢言うなって言われちゃうから
あんまり大きな声で言えないけど(苦笑)
それに今は恋とかしなくていいかなって。」
確かにモテない俺達から見ると
1度は言ってみたい言葉だけど…
過去にそんな事情があったなんて…
大「そうだったんだ。
ごめんね、安易に"見せて"なんて言って」
裕「ううん、黙ってた俺も悪いし。
それに大ちゃんならいいって思ったから！」
大「ありがとう！」
裕「さっ！
俺のことはもうおいといて、
今日は沢山飲んじゃおう！」
大「そうだな！！
オススメ教えてよ！」
裕「いいよー！」
.
.
そこから俺達は飲みながら
いろんなことを話した。
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作者名：みさ | 作成日時：2020年8月24日 22時
