16 ページ18
涼介サイド
久しぶりに1人なので課題でもしようと
自習室に入るとあのダサ男…中島がいた。
いつも一緒にいる有岡はいないみたいだ。
俺を見るなり自習室を出ていこうとするので
思わずイラッときてわざと嫌がることを呟いた。
案の定中島は俺を睨んできたが
全く怖くなんてない…(笑)
しかもあんなこと言っちゃったし・・・
本当はあの1回で終わりにするつもりだった。
けど予想以上に中島との行為が俺を満足させた。
今までの奴らは嫌がるどころか向こうから来るやつらばっかりだったから、逃げ腰な中島が新鮮で獲物を狩る時のような感覚で楽しかったのが正直な感想。
だから気付いたら"今日も来い"と口にしていた。
しかも脅し付きで。
俺、どうかしちまったのかもな・・・
なんぼ満足したからといって2回も俺からなんて・・・
まあでもこのつまらない日常も少しは面白くなりそうだ。
中島には悪いがしばらく俺の玩具になってもらおう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
裕翔サイド
結局課題は手につかず何も進まないまま
1限の時間が終わり、大ちゃんと合流した。
大「……と…………ぅと……………裕翔！」
裕「…へっ？……な、なに？」
大「大丈夫か？さっきから何回も呼んでるのに全く反応しないし。」
嘘っ！……気付かなかった。
裕「ごめん、ごめん。ちょっとボーっとしてた」
大「ほんとに大丈夫か？やっぱり体調悪いんじゃない？」
裕「本当に大丈夫！」
大「無理になったら言えよー？」
裕「…うん、ありがとう。」
はぁ。
この先やっていけるかな・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みさ | 作成日時：2020年8月24日 22時
