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裕翔サイド

ー次の日ー

「……んっ……」

はっ、今何時?……よかった、7:30か。
あの後いつの間にか眠ってたんだな。

………でも結局結論は出なかった。
どうしよう。

俺はシャワーを浴びて軽く朝ごはんを食べて、現実逃避かのように、携帯ゲームをずっとしていた。でも、もう準備をしないといけない時間だ。

はぁー。俺は…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今は次の講義がある部屋にいる。大ちゃんは違うものを履修してるからいない。

すると前からあの軍団が入ってきた。
山田くんと目が合う。驚いてる様子だ。

自分が言ったくせに。
山田くん達は俺の横を通り過ぎ、俺の後ろの後ろに座った。そして・・・


隼人「おい!









今日もそのダサい格好かよ(笑)」

梨花「はははは(笑)ほんとにウケる!」

大知「やめろよ。これがこいつのオシャレなんだからよ」

桜「大知も酷いし〜(笑)」

「っ…………。」


………そう。俺は結局いつもの格好で来てしまった。どうしても無理だったんだ。
その為、取り巻き達はやっぱり俺の悪口を言っているが、今日は山田くんは何も言わなかった。

・・・・・そして講義は進みやっと終わった。
カバンに教材を入れて部屋を出ようとしたら、俺の少し前に歩いていた山田くんが振り向いて俺を呼んだ。

涼「…おい!ダサ男!」
そう言って近付き俺にしか聞こえないような声で、

涼「……成立だな。今日の夜12時に俺の部屋にこいよ。」
そう告げて何か紙を俺のカバンに突っ込み、取り巻き達のところに戻った。

隼人「…何話してたんだよ!」

涼「…その格好どうにかなんないの?って言ってきた。」

梨花「涼介最高〜(笑)」

俺はただ呆然と立ち尽くすことしかできなかった。
……そういえば、あの紙。………見てみるとそこには、部屋番号らしきものが書かれていた。


神様、俺はどうしたらよかったのですか?
こんなことになるなら編入なんかしなければよかった。

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作者名:みさ | 作成日時:2020年8月24日 22時

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