罪-crime- (ページ40)

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侑李サイド

有岡看守と伊野尾看守から罰を受けて1日が経った。その日は結局ゆうてぃは帰ってこなかった。

「大丈夫かな？ゆうてぃ」

光「大丈夫だと思うけどな…」

圭「俺らも処分どうなるんだろうね。」

雄「そうだよな。」

ガチャ

？…ゆうてぃかな？

涼「…起きてるな？」

「山田主任！！」

涼「お前らの処分が決まった。」

4人「(ごくり)」

涼「お前らは……今回は厳重注意となった」

よかったー！！
他の3人も胸を撫で下ろしている。

「ゆうてぃは？」

涼「…独房行きだ。」

4人「・・・・・」

涼「だが、2週間だ。」

4人「！！！！」

2週間？？そんだけ？…嘘！！

雄「に、2週間でいいんですか？」

涼「あぁ。…今回は情状酌量の余地があると判断した。」

「よ、よかった～」

僕は自分のことのように喜んだ。
ゆうてぃのやっていることが報われた気がした。

涼「…そして明日松田看守から謝罪があると思う。」

！！！！
そこまでしてくれるの？？
てか急の変わりようでびっくりなんだけど。

光「まじかよ…」

涼「……俺らも変わらないとな」

4人「へ？？」

涼「あいつが教えてくれた。お前達が影響されたように俺や有岡看守も影響されたんだ。」

あの山田主任が？？

みんなも信じられないというような表情をしている。

涼「…けど、罰を受けるようなことをした時には、容赦なくするつもりだから。そこは間違えんなよ？」

4人「……はいっ」

そう言って山田主任は出ていった。

ゆうてぃ！！よかったね！！
無駄じゃなかったよ！！

圭「……びっくりだよね！」

光「これも全て裕翔のおかげだな！！」

雄「だって、あの山田主任が…だぜ？」

「ほんとにね！でもようやく、ゆうてぃや僕達がやってきたことが報われたんだよ！」

光「そうだな！」

僕達は笑いあった。