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涼介サイド
「じゃあな。今度こそゆっくり休め？」
そう言って俺は医務室を出た。
勢いで言ってしまった告白。
絶対拒否られると思ってた。
けど実際は違った。まあ完全に好きだとは言われてないけど、それを匂わせるような雰囲気で俺自身も驚いている。
これも全て大貴のおかげだな〜。そんなことを考えてるとその本人が現れた。
大「おっ！山田！」
「！！…びっくりした。大貴かよ。」
大「なんだよ。そんなに驚いて。…てか遅かったな？」
「え？？//……そ、そうか？」
大「何どもってんだよ(笑)……上手くいったのか？」
「へ？？」
大「告白したんだろ？」
え、え、えーーーーー。なんで知ってんのこいつ。
「は、はぁ？何言ったんだよ」
大「え？してねぇの？てっきり俺はしてるかと…」
「……したけど」
大「まじ？？？やるじゃん！で？」
「で？とは？」
大「810番の答えだよ！！」
「…あー、好きという気持ちがよくわかんないらしい。でも…嫌いじゃないらしい。一応お願いしますとも言われた。」
大「え？？やったじゃん！！」
「まだはっきりじゃねぇけど」
大「それでも、脈ありってことだろ？」
「ま、まあ？」
てか俺ら何で刑務所の中で恋バナしてんだよっ！
大「ふ〜ん(ニヤッ)」
「なんだよ。気持ち悪い」
大「これからが楽しくなるな」
「なっ！別にっ？///」
大「照れてる〜。照れてる〜。」
「うっせー//……今日お前も夜勤だろ？早く見回り行くぞっ」
大「はいはい(笑)」
なんだかんだ大貴といると楽しくてこの暗い刑務所でもやっていける。
「……ありがとな！」
大「へ？………全然！俺はなんもしてないよ！」
「そっか…！………よし行くぞ」
大「はーい！」
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作者名：みさ | 作成日時：2020年8月11日 13時
