罪-crime- (ページ28)

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涼介サイド

走って作業室に着き中に入ると、、、

！！！！
なんだこれ。どうなってるんだよ。
大貴はすぐさま止めに入った。

大「おい、やめろ。やめろって！！」

この状況はどうしたらいい？
今間に入っても飛ばされるだけだ。
何があったかはわからないが、興奮状態のこいつらを止めるには……

「……め…ろ。……やめろって言ってんだろ！！！」

ピタッ

俺の叫び声でみんなの動きが止まった。
恐る恐るみんなはこっちに振り向いた。

「何があった。説明しろ！」

「・・・・・・」

「聞こえなかったか？…説明しろって言ってるんだけど」

すると1130番が口を開いた。

侑「この松田看守が僕達が悪くないのに当たり散らかして、挙句の果てには僕達のことをクズで生きてる価値もないって言うから。」

そう言われ松田看守を見ると、、！！！
ボロボロだった。

涼「やり過ぎだ。おい、松田看守を医務室へ。」

俺がそう言うと特に怪我のない看守が連れて行った。

涼「なんで、他の奴らも参戦してるんだ。」
するとずっと黙っていた810番が話し始めた。

裕「腹が立ったから。…ただそれだけだよ。確かに俺らは犯罪者だよ！！でも、それを後悔して生きてるやつもいるんだ。…まだ世間から非難されるのはいいよ。でも、俺達を更生するはずの看守に生きてる価値がないって言われたら、どうしようもできないだろ！！…他のみんなも参戦したってことは、少なからず俺達と同じことを思ってたからだと思うよ。」

侑「言っときますけど、今回は僕達謝らないんで。逆に松田看守が僕達に謝ってくださいね。」

大「そんなことできるわk 涼「わかった。」え？山田？」

涼「看守だからって人権を侵害するようなことは、ダメだ。…松田看守が治ったら看守長とも相談して謝らせる。」

全-涼「！！！！」

大「いいのかよ？山田…」

涼「いいもなにも。今回はこいつらの言う通りだ。…ただ、殴ったことに関しては見逃す訳にはいかない。」

全-涼・大・慧「・・・・・・」

涼「それに、関係ない看守まで殴って…どう見てもやり過ぎだし、立派な傷害罪だ。他の奴らは簡単な罰でいいが……そこの5人。お前らは覚悟しとけよ。」

5人「っ・・・・・」