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裕翔サイド


突然言われた病院での入院。
その上、完全隔離!

たまったもんじゃないよ。

俺はとっさに逃げようと思ったが
それを見透かされて涼介に止められた。

涼「落ち着けって。」

裕「落ち着いてられると思う!?」

涼「事前に言わなかったのは申し訳ないと思ってる。……でもな?これは裕翔の今後の為なんだ。」

裕「今後?」

涼「うん。……確かに今の裕翔の状況だと別に病院での入院をするほどではないよ。でも裕翔は就職するつもりだろ?前にも言ったけど慣れないことをするって相当大変なんだ。だから今のうちにしっかり治療して少しでも落ち着いた状態で4月を迎えてほしいと思うから今回は厳しい治療を選んだ。」

裕「・・・・・」

涼介の言ってることは理解できる。
理解できるけど・・・

涼「………病院で入院の間は俺も家に帰らないから一緒に頑張ろう?」

裕「………………わかったよ。頑張る」

涼「……頑張ろうな!」

本当はそれでも嫌だって言いたかったけど、
涼介の顔見たらそんな事言えなかった・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
涼介サイド


なんとか裕翔を説得することができた。

でも案外すぐに承諾してくれたことに驚いてる。

前の裕翔ならこんなにすぐに折れてないだうし…
こういうところで成長を感じるな〜と思う。

涼「じゃあとりあえず検査しよっか」

裕「うん」

まあめっちゃ不機嫌だけど(苦笑)

.

.

.

.

.


涼「………とりあえず検査終わり!1回上に行くけど何かいる物ある?」

裕「ゲーム」

涼「ゲームね!おっけ!…じゃあすぐに戻ってくるから」

裕「うん」

そう告げて処置室を出た。

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作者名:みさ | 作成日時:2023年10月31日 22時

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