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裕翔サイド
インフルの時期にもなってきたということで
俺は昨日から学校を休んでいる。
やった〜!休みだ〜!!!
なんて浮かれ気分にもなれない。
なんせ今日から入院なんだからさ。(家の地下室だけど)
はぁ〜。
嫌だけど準備するか…
あ、そうそう!話は変わって圭人の件なんだけど…
彼女はやっぱり圭人のこと騙してたみたいで
それを知った圭人は彼女と別れたみたいだ。
てっきり俺は別れを切り出した途端なにかと理由付けてお金をせびってくるかなと思ってたけど、案外すんなりと別れられたらしい。
でもやっぱり好きだったこともあってかまだ完全にいつもの圭人ではないがそれでも俺達の前では元気に振る舞っているので俺達も触れず普通に接している。
コンコン ガチャ
涼「ゆうとー、準備できたー?」
そうこうしているうちに涼介が迎えにやってきた。
裕「……今、終わったところー」
涼「ははは、嫌そうだな(笑)」
裕「何笑ってんのー?…嫌に決まってるじゃん!」
涼「ごめん、ごめん。そりゃそうだな!」
裕「もう!」
涼「じゃあ、行こっか!」
裕「うん」
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宏太サイド
朝食を食べ終えた俺はいつものようにリビングで
事務仕事をしているとリビングのドアが開いた。
ガチャ
涼「……あれ?薮ちゃんだけ?」
入ってきたのは涼介だった。
宏「伊野ちゃんは侑李に勉強を教えに行って、光は買い物。どうかしたのか?」
涼「あ、いや、今日から裕翔入院だから一応声掛けようかなと思っただけ!」
宏「あー、今日からだっけ?……なるほどな!まああれだったら後で俺達が地下室に行くよ!」
涼「わかった!」
後ろを覗けば不服そうな顔をした裕翔が立っていた。
ははっ、あれは相当嫌そうだな(笑)
宏「…裕翔、頑張ってこいよー!」
裕「…はーい」
涼「じゃあ、下行くね」
宏「おう!」
そう言って涼介達は行ってしまった。
頑張れよ!裕翔!
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作者名:みさ | 作成日時:2023年10月31日 22時