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宏太サイド
侑李と一緒にご飯を食べていたら
勢いよくリビングのドアが開いた。
ガチャ
宏「!!!」
光「伊野ちゃん?…どうしたの、そんな慌てて。」
慧「はぁはぁっ……涼介は?」
雄「まだお風呂だよ?」
この慌てよう裕翔に何かあったんだな。
宏「裕翔に何があったんだ?」
慧「……俺が部屋に行ったら起きてたんだ。
だけど……点滴を自分で抜いてた。」
全「!!!!!」
点滴を抜いてた?!
宏「暴れてるの?」
慧「ううん。暴れてはない。
俺が涼介呼んでくるって言うと
"呼ぶな"って叫ばれて……。
もう疲れたって…ほっといてくれって。」
全「・・・・・・」
慧「でも俺にはほっとくことなんてできなくて…。
だからこうやって涼介を呼びにきた。」
暴れはしないものの、やっぱりダメか。
完全に自暴自棄になってる…
宏「とりあえず伊野ちゃんは下に戻って!
そろそろあがる思うし涼介には俺から伝える。」
慧「わかった!」
.
.
よし、俺も涼介に言いに行こ。
宏「涼介のところに行ってくる」
光「あぁ。お願いな」
ガチャ
宏「!!!」
リビングを出ようとした瞬間、
タイミングよく涼介が入ってきた。
涼「!!!…びっくりした〜。
あっ!お風呂お先に!」
宏「涼介!丁度いいところに!」
涼「???」
宏「裕翔が点滴抜いたって」
涼「!!!!……裕翔は?!」
伝えた瞬間、涼介の目の色が変わった。
宏「暴れたりはしてないみたい。
でも"もう疲れた"って冷静に言われたらしい。」
涼「っ……わかった。裕翔のところに行ってくる」
そう言うと涼介は急いで裕翔のところに向かった。
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作者名:みさ | 作成日時:2023年10月31日 22時