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涼介サイド


隣の部屋で仕事をしていたらノックの音が聞こえた。

涼「はーい」

ガチャ

宏「仕事中にごめんな。」

涼「大丈夫!侑李、起きた?」

宏「まだ起きてない。…裕翔と涼介のご飯持ってきた」

ご飯か!

涼「ありがとう!裕翔のところに持っていくよ」

宏「お願いな!……………………なあ、涼介」

涼「???」

突然、真剣な顔になった薮ちゃん

宏「なんかあったのか?」

涼「え?!」

宏「部屋に入る前にため息ついてたし、なんか仕事に集中できてないように感じたから」

まじか。
流石薮ちゃん……驚いた。
まさか見破られると思わなかったな



そう、裕翔には仕事してくるって言ったが、
実はそれどころではなく集中できなかった。

涼「…………………………さすがだね、薮ちゃんは」

宏「当たり前だろ!………………で、どうしたの?」

涼「………………裕翔のことなんだけどね。検査の結果少し下がってたんだ。本人にも伝えた。」

宏「そう…なんだ。でも少しだったんだろ?それに裕翔にも伝えてるし、何をそんなに悩んでるんだ?」

涼「俺ね。…………嘘、ついちゃったんだ」

宏「嘘?」

涼「うん。……下がってたのはほんと。でも、少しじゃないんだ。…………かなり下がってた」

宏「!!!!…………なんでまた……」

俺は裕翔に"少し"と嘘ついてしまったんだ。

涼「この後の病院での完全隔離だけでも気持ちが下がってるのに結果もかなり下がってるなんて言ったら裕翔が壊れそうな気がして……。」

宏「そっか…。それはバレないの?」

涼「薬を強くしようと思ってるからバレると思う」

宏「だったら辛いかもしれないけど、本当のこと言った方がいいんじゃないかな。」

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作者名:みさ | 作成日時:2023年10月31日 22時

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