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裕翔サイド
夜中。
尿意で目が覚めトイレを済ませた後
部屋に戻ろうとしたら向かいの扉が開いた。
裕「侑李もトイレ？」
侑李だった。
侑「うん。……ごほっ」
裕「体調は大丈夫？」
侑「うーん、少しフラフラするかな」
裕「それで大丈夫？ついて行こうか？」
侑「大丈夫！ごほっごほっ……ありがとう」
裕「わかった。ゆっくり休んでね」
そう言って侑李に背中を向けて進もうとした瞬間・・・
バタッ
！！！！
何？と思って振り返ると・・・
裕「！！……侑李！！」
侑李が倒れていた。
俺はすぐに駆け寄り侑李の名前を呼ぶ。
裕「侑李！ちょっ……侑李、侑李！！」
すると騒ぎに気付き、涼介達がやってきた。
涼「どうした…って……！！…侑李？」
裕「涼介！侑李が……侑李が急に倒れて……」
涼「わかったから、落ち着け！薮ちゃん裕翔を頼む。」
宏「わかった。……裕翔、行こっか」
裕「……うん」
宏太くんに連れられて部屋へと戻る。
後ろでは涼介達が侑李の対応をしてる声が聞こえた。
涼「すごい熱だ。肺炎になりかねない。処置室に連れて行くから伊野尾ちゃん手伝って。」
慧「了解」
肺炎？
そんな酷いんだ。
光「圭人も雄也も自分の部屋に戻って寝よっか。特に圭人はまだ体調悪いんだから。」
雄「でも……」
光「大丈夫だ。侑李には涼介がいる。だからお前達は休め……なっ？」
圭「…………わかった。おやすみ」
光「おやすみ^^」
部屋に戻った俺はベッドに入る。
宏「裕翔も侑李なら絶対大丈夫だからな？」
裕「・・・・・」
そんなこと言ったって…。
もし侑李が……と思うと怖くてたまらない。
そしたらだんだん息が苦しくなってきた。
裕「はぁっはぁっ……ごほっ…ひゅっ……ごほっごほっ」
宏「裕翔？……裕翔！！！」
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作者名：みさ | 作成日時：2022年10月4日 23時
