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宏太サイド

宏「侑李ー?」

侑李の部屋に行くと伊野尾ちゃんが看病していた。

侑「ごほっごほっ…はぁっ……んっ……ごほっ」

慧「咳も出てて結構辛そう」

宏「そうだよな……。侑李?涼介がもうすぐ帰ってくると思うから。それまで頑張れっ」

侑「ごほっ……うん」

宏「それにしても子供達で無事なのは裕翔だけか。」

慧「大丈夫なの?」

宏「それが昼過ぎから寝ててこのこと知らないんだよね」

慧「あー、確かにお昼寝してくるって言ってたな。」

宏「起きたら説明するよ。雄也もとりあえず自分の部屋にいるように伝えてる。」

そんな話をしていたら玄関の開く音がした。
帰ってきたんだ。

涼「はぁはぁ……薮ちゃん!2人は?」

急いで帰ってきたのだろう。
涼介は息を切らしながらやってきた。

宏「ごめんな、仕事中に。しかも急がせて…。2人ともまだ熱は高い。電話でも話した通り侑李は咳も出てる。」

涼「わかった。侑李から診察しよう。

ゆうりー、お腹みるね。」

侑「ごほっごほっ……んっ」

涼介は聴診器をあてたり口の中を診たりとテキパキと診察を進めていく。

.

.

涼「うん、風邪かな。圭人のがうつったんだと思う。点滴打っとこうかな。その前に大貴も診てその後持ってくるからちょっと様子みててくれる?」

宏・慧「わかった」


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光サイド

薮が侑李のところへ行って
少し経ったあと涼介が帰ってきた。
これで一安心だ。

そしてしばらくすると涼介がやってきた。

涼「光くん、大貴は?」

光「少し辛そう。」

涼「……大貴?ちょっとお腹診せてね。」

大「はぁっ…んっ……」

.

.

光「どう?」

涼「侑李と同じく風邪かな。大貴も点滴するからちょっと取ってくる。見てて!」

光「了解!」

そう言うと涼介は出ていった。

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作者名:みさ | 作成日時:2022年10月4日 23時

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