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涼介サイド
1週間が経ったある日のこと。
今日は病院勤務ではなかったので
リビングで皆とゆっくりタイム。
そういえば今日、裕翔の検査だったな〜。
そう思ってテレビを見ていた裕翔に声をかけた。
涼「ゆうとー!」
裕「んー?」
涼「今日検査だからあと30分後くらいから始めよっか!」
裕「わかった!」
おっ!今日は素直だな〜。
そんなことを思っていると・・・
♪〜
携帯の着信音が鳴った。
……病院から?
涼『……はい』
看『お休み中にすみません。西園寺さんの検査のことで』
涼『検査?今日休みだから田中先生に任せたし、本人にも伝えてるけど?』
看『そうなんですが、西園寺さんが山田先生じゃないと受けないと言っていて。説得してるんですが…』
はぁ?
昨日は納得してたじゃねえかよ。
涼『昨日は納得してたんだけどな。』
看『どうしましょう。』
そう言われてもな…
涼『……まあ、急ぎではないし明日は病院勤務だから、西園寺さんが明日でいいなら俺がするって伝えてくれる?今日はとにかく無理だから』
看『わかりました。お休みなのに本当にすみません。失礼します。』
そう言って電話は切れた。
はぁ。
やっぱりめんどくさいタイプだった…
なんで受け入れちゃったんだろ…
と今更後悔。
光「……病院からか?大丈夫か?」
涼「あ、うん。大丈夫!」
光「それならいいけど!」
そう言うと光くんはまた台所に戻っていった。
俺は気を紛らわす為にテレビを見ている子ども達の所へ行き、ソファに座って一緒にテレビを見ることにした。
.
.
.
.
あ〜そろそろ検査の時間か!
涼「…裕翔、そろそろ地下に行こっか」
裕「うん」
そう言って立ち上がった時だった。
♪〜
またもや病院から着信が入った。
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作者名:みさ | 作成日時:2022年10月4日 23時